2024年8月23日金曜日

ロンドン生活大変化編その2ー夫との間に生まれたギャップー2024年8月23日

 こんにちは。

昨日からの続きです。

それでは、どうぞ。


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私の今までの経験的に、女性からの邪視はアクセサリー、主にピアスに来ると信じている。


というのも、8年前ほどだっただろうか、私自身が邪視を発していたことがあり、そのときにしていた指輪の石が外れたその夜、邪視を向けていた相手の飼っていた犬が野良犬たちに襲われて結局死んでしまった出来事があった。


あと、ひょんなことからとある女性に邪視を向けられていた時期があり、夢に出てきたその女性を彷彿させる女性にお気に入りのピアスを指で強く握られ、それとリンクして私の心臓が強く握りつぶされている感覚を覚えた出来事がある。


一つ目の出来事で亡くなってしまった犬は私も仲良くしていた犬だったので、私はもう金輪際、人を恨むような感情の域にはいかない、と誓った。そしてその指輪は手放した。


そして、二つ目の出来事のときも、かなりお気に入りのピアスではあったが、手放した。


私はこのような出来事を関連付けて考える人間なので、今回のピアスが壊れた時も、手放した。


夫もそんな私と6年もいるので、姑からの念だという私の意見を否定はしなかった。


さて、この一見で自分の夫が姑と同じ生態をもっていることに気がついてしまった私は、


以前よりも客観的に私たちの関係を観察、分析し始めてしまったのである。


同じ日に、夫と夫の友人が次のバイクトライアルのイベントの宿泊先のプランを決めていた。


普段お金のことをものすごく心配している割には、友人が提示してきた割高のホテルに同意しようとしている。


自分では何も調べようとしない。


その友人と同じ部屋で寝るのはちょっと嫌だったし、私はそのイベントに行ったって一人で街をブラブラするだけなので、私抜きで行ってきていいよ、という私にどうしても連れて行こうとする夫。


そして友人に対して私が渋っていることを伝える時も、まるで私が面倒くさい女かのように伝えている。


私は別に自転車に乗りもしないし、そもそもそこまで行きたくない人間なのだから、彼の友人があまり気を悪くしないようにもっとうまく伝えてくれれば良いのに、、、。でもそんな術をそもそも知らない人間であるというのはわかっている。


思えば、私はかなり頑張って夫の趣味につきあっていた。


森林浴ができるから、原っぱでコントーショントレーニング、ハンドスタンドトレーニングができるから、とついて行っていた。


彼は私に動画を撮ってくれとお願いする以外は特に何もないし、私も別にそれで良かった。


一人で行ってきなよ、と言っても、一人だと行かないことが多かったので、


いつも不平不満だらけの夫の唯一の楽しみなのだから、と、いつも働いてくれている夫に日曜日はあげるつもりでくっついていっていた。


そもそも自分の趣味なのに何故一人ではあまり行かないのか、、、


そりゃあ私と一緒の方が、私が行き方も調べるしチケットも手配するから楽なのだろう。


お金は出してくれるが100パーセントではもちろんなかった。


そして、二人分だからチケットが高い、食費が高いなど文句を言う。


それなのに、一人だと行かない、と言う。


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以前から気が付いてはいたのだが、

夫の好きなことを理解して共有しようとしてきたのは私だけで、


彼は私が行きたい劇場や、行きたい場所、そういうものに付いてくることはなかった。


どこかお出かけしても、ものすごく不機嫌についてくるので、私も誘わなくなった。


彼の行きたい場所へ私を誘ってくることはあったが、私が何に興味があるのか、とか、私が行きたいところへ今度行こうか、などとしたことは一度もない。


私が作ったご飯も携帯を見ながら食べるか、自転車の話を延々とするか、仕事の愚痴ばかりで


料理の味に言及する時は自分の舌に合わなかったときのみ、美味しかったといったことなんかこの6年間で4、5回あったかなかったかくらいだ。


彼はいつも彼の機嫌のままやりとりをするのに、私が疲れていてぶっきらぼうになったときにはいつも喧嘩になる。


あ、嫁は今日疲れているんだな、と慮ってはくれないので、私はどんなに疲れていても、


かなり丁寧に言葉に気をつけて対応しなければならなかった。


私は彼のホームタウンも見たし、そこの友達も知ってるし、イギリスに来てからも彼の友人はほぼほぼ知っている。


しかし、彼は私のコミュニティの人たちのことは一切知らない。パーティーにも一緒に来てくれたことはない。


私が情報開示しないこともあるが、私の生い立ちのことも概要くらいしか知らないだろうし、


私に関心がないのである。


私が何かシェアしたいことがあってもSNSを見ながらの対応が基本的であり、このような細かいことに関しては既に何度も話し合ってきたが3日経てば元にもどるといった関係であった。


私だって妻として完璧ではない。


むしろダメダメ妻だ。


ご飯は1日一回次の日のランチボックスの分でしか作らず、朝食を作るために起きもしない。


洗濯はするが、掃除は夫の担当。


だって私はやりたいことが多すぎるのだ!


サーカスのトレーニング、読書、散歩、ピアノの練習、お絵描き、編み物、衣装作り、などなど、、、


そして最近はリハーサルもあったし、ツアーにも参加している。


私だって私なりにいろいろやって、自分のやりたい仕事でちょこちょこ稼ぎ出しているのだ!


そんなことも当然ながら夫は理解してくれない。そもそも私の可能性を信じていない人間だった。


ストラップストレーニング頑張ってるけど、そのうちインストラクターにでもなれればお金も戻ってくるだろう、と言っていた。


でも今私は一応サーカスアーティストとして、パフォーマーとしてその産業に食い込んできたのだ!しかも異国の地で!知り合い0からのスタートで!


もう少し関心を持って応援をして欲しかったところだが、夫くん、残念ながらもう遅い!


しかし夫のおかげでここまでこれたのも事実である。夫なしではこの素晴らしいサーカスコミュニティの友人たちにも出会えなかったであろう。


そして私もまた夫が必要だった。お互い必要だった。ただそれだけのこと。


でも私は自分の癒しの作業がここ最近かなり進んだ。そして私はそれが夫のことも癒していると信じていた。


でも、癒しの作業は自分にしかできないのだ結局。


だいぶ軽くなったなー癒しが進んでるんだな、と思っていた夫の姿はただの私の鏡。


彼はその方向を選ばなかった。そこにとどまることを選んだ。

彼の人生を通して、そうする必要があったのかもしれない。


私は彼を愛していた。私が愛情を注げば、彼はきっと癒しが進むと思っていたし、思考の癖、歪みも治ると思っていた。


私の愛情が彼に溜まっていると思っていた。


でも、彼のコップは底がなかった。私が注いできた愛情は筒抜けで、私が注ぐのをやめれば彼の態度は最も簡単に変わる。


彼の実態がわからない。


私はもう既に枯れ果てており、もう疲れてしまった。


だから、努力するのをやめた。取り繕うのをやめた。


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お読みいただきありがとうございました。次回へ続きます。


2024年8月22日木曜日

ロンドン生活大変化編その1ー夫への色眼鏡が取れた日ー2024年8月22日

 こんにちは。

ものすごくご無沙汰しております。

少し自分の身の回りに大きめの変化がございまして、ぼちぼちシェアして行こうかな、と思い立ったので、また少しずつ書き始めていこうかと思っています。

それでは、どうぞ。


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これは3週間と1日前の出来事である。

こうやって日数にしてみると、いかに私の人生が急展開したことがみてとれてしまう。


あろうことか、色眼鏡が外れてしまった。

それは、私が夫を見るときにかけていたものであり、我々の関係をつなぎとめていたものそのものだったように、今思えば感じる。


外れたきっかけは、彼が姑と電話をしているときだった。


以前の日記に綴ったように、私たちがモルドバにいたときに姑とはいろんなことがあり、私は大変申し訳ないが連絡を絶っている。誕生日に電話をする、少なくともメッセージをする慣習も尊重せず、


フェイスブックに新たにきた友達申請も無視しており、インスタグラムのフォローもそっと外した。


私は、自分が心地よいと感じる方へ身体を転がすと決めている。姑とコンタクトをとることは私にとって不快な行動であるため、そのような行動選択をとっている。


姑に限らず、監視されているような目、邪視を感じたりする人はそっと外したり、制限したりしている。


その日、私の夫は姑と電話していた。


私はその場にいないふりをして静かにクローゼットの整理をしていた。姑は大抵の電話の場合、それとなく夫に、私は元気かどうかと尋ねる。


その場に私がいる可能性を踏まえて、私に聞こえるようにわざと、甘い声色で尋ねるのである。普段はちらっと聞くだけで終わるが、その日は違った。


私と話せるかどうか聞いてきたのだった。


夫は、話せないよ、と返す。


もう一生話せないの?と問いただす姑。


私は夫がどう返すのか観察していた。と、同時に私の理想の回答があった。私が男で夫だったらこう返せば物事が穏便に済む、というものであった。


「今、彼女は下のキッチンにいて料理しているから話せないよ。」というような、嘘も方便の回答が、私が彼に期待していたものだった。


しかし、私の夫は馬鹿正直に、私が姑と話したくない、と伝えた。


もちろんあの姑だ、すぐに彼女の声色が変わって、「あ、そうですか。」という。


低い、えぶみをはらんだ、毒々しい声色。そっちがその気なら、、、というような。私だって過去にその域に入ることがしばしばあった人間だ。だから、どういう状態かわかってしまう。


その電話越しの声が私の耳にこびりつく。


ここで、姑について少し説明をしておきたい。彼女はアルコール中毒の母親、泥棒の父の元へ生まれ、物心つくかつかない頃に家の中で沸騰したお湯に落ちて大やけどを負い、


子供を育てる能力がないと役所に判断され、親から引き離され養護施設で育ったらしい。


彼女自身も酒癖がひどく、幼少期に親から暴力を振るわれていたのだろうか、暴力や暴言を吐かれている時だけ親が自分に注目してくれたからなのだろうか、


自身のパートナーや家族に対して挑発するようなやりとりをすることが度々あり、夫の実の父親からは暴力を振るわれていたというし、


今現在のパートナーも酒癖の悪い暴力男である。


以前夢で見た彼女の姿や、夫の実父、その次のパートナーが若くして病気で亡くなっていることも踏まえると、


あまり関わらない方が良いエネルギーの持ち主になってしまっている、というのが私の見解である。


人当たりは良い。非常に良い。相手が言って欲しい言葉がわかるのか、1対1ではなかなか彼女の実態を見抜けない。


人の役に立つことで自分の存在価値を、自分の居場所を見出しているのか、


非常に世話焼きでもある。おそらく自分から人が離れていくことを極力恐れているためか、夫のことを何でもやりすぎ、夫の自立を妨げていた。


また、目の前の保身を優先してしまうためか、発言が一貫しておらず、結果、夫と夫の姉がいがみ合うという結果を招いていた過去がある。


私の感覚では、そのような姑の場合、夫が馬鹿正直に答えたらもちろん姑と嫁の衝突は避けられない。私が夫ならなんとか取り繕って姑の攻撃の矢先が嫁に向かわないように、盾になるくらいの行動をとる。


しかし、夫は自身の母親との温和な関係を取り、嫁と姑がいざこざになる方を選んだ。つまり、姑と全く同じことをしている、と私は気づいてしまったのだ。


確かに私は姑を避けていた。それは事実だ。そして姑も世界は彼女の国の文化、慣習だけではないことを知った方が良いのかもしれない。


一度きりでもひどいことをしたら、終わってしまう関係もあるのだと、

一つ一つの行動には責任があるのだと。


だから、夫が本当のことを言ったのは良かったのかもしれない。


しかし、私にとって残った問題は


夫が無意識に姑と同じ行動をしていることに気がついたこと。

夫は姑が強い邪視の持ち主であることを認識している発言をしているにもかかわらず、私をそれから守ろうとすることはなく、むしろ私を盾にするような行動をとったこと。


なのである。


そして10分もしないうちに、私のお気に入りのピアスが私の手から滑り落ち、真っ二つに割れたのである。



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お読みいただきありがとうございました。次回へ続きます。