2024年8月22日木曜日

ロンドン生活大変化編その1ー夫への色眼鏡が取れた日ー2024年8月22日

 こんにちは。

ものすごくご無沙汰しております。

少し自分の身の回りに大きめの変化がございまして、ぼちぼちシェアして行こうかな、と思い立ったので、また少しずつ書き始めていこうかと思っています。

それでは、どうぞ。


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これは3週間と1日前の出来事である。

こうやって日数にしてみると、いかに私の人生が急展開したことがみてとれてしまう。


あろうことか、色眼鏡が外れてしまった。

それは、私が夫を見るときにかけていたものであり、我々の関係をつなぎとめていたものそのものだったように、今思えば感じる。


外れたきっかけは、彼が姑と電話をしているときだった。


以前の日記に綴ったように、私たちがモルドバにいたときに姑とはいろんなことがあり、私は大変申し訳ないが連絡を絶っている。誕生日に電話をする、少なくともメッセージをする慣習も尊重せず、


フェイスブックに新たにきた友達申請も無視しており、インスタグラムのフォローもそっと外した。


私は、自分が心地よいと感じる方へ身体を転がすと決めている。姑とコンタクトをとることは私にとって不快な行動であるため、そのような行動選択をとっている。


姑に限らず、監視されているような目、邪視を感じたりする人はそっと外したり、制限したりしている。


その日、私の夫は姑と電話していた。


私はその場にいないふりをして静かにクローゼットの整理をしていた。姑は大抵の電話の場合、それとなく夫に、私は元気かどうかと尋ねる。


その場に私がいる可能性を踏まえて、私に聞こえるようにわざと、甘い声色で尋ねるのである。普段はちらっと聞くだけで終わるが、その日は違った。


私と話せるかどうか聞いてきたのだった。


夫は、話せないよ、と返す。


もう一生話せないの?と問いただす姑。


私は夫がどう返すのか観察していた。と、同時に私の理想の回答があった。私が男で夫だったらこう返せば物事が穏便に済む、というものであった。


「今、彼女は下のキッチンにいて料理しているから話せないよ。」というような、嘘も方便の回答が、私が彼に期待していたものだった。


しかし、私の夫は馬鹿正直に、私が姑と話したくない、と伝えた。


もちろんあの姑だ、すぐに彼女の声色が変わって、「あ、そうですか。」という。


低い、えぶみをはらんだ、毒々しい声色。そっちがその気なら、、、というような。私だって過去にその域に入ることがしばしばあった人間だ。だから、どういう状態かわかってしまう。


その電話越しの声が私の耳にこびりつく。


ここで、姑について少し説明をしておきたい。彼女はアルコール中毒の母親、泥棒の父の元へ生まれ、物心つくかつかない頃に家の中で沸騰したお湯に落ちて大やけどを負い、


子供を育てる能力がないと役所に判断され、親から引き離され養護施設で育ったらしい。


彼女自身も酒癖がひどく、幼少期に親から暴力を振るわれていたのだろうか、暴力や暴言を吐かれている時だけ親が自分に注目してくれたからなのだろうか、


自身のパートナーや家族に対して挑発するようなやりとりをすることが度々あり、夫の実の父親からは暴力を振るわれていたというし、


今現在のパートナーも酒癖の悪い暴力男である。


以前夢で見た彼女の姿や、夫の実父、その次のパートナーが若くして病気で亡くなっていることも踏まえると、


あまり関わらない方が良いエネルギーの持ち主になってしまっている、というのが私の見解である。


人当たりは良い。非常に良い。相手が言って欲しい言葉がわかるのか、1対1ではなかなか彼女の実態を見抜けない。


人の役に立つことで自分の存在価値を、自分の居場所を見出しているのか、


非常に世話焼きでもある。おそらく自分から人が離れていくことを極力恐れているためか、夫のことを何でもやりすぎ、夫の自立を妨げていた。


また、目の前の保身を優先してしまうためか、発言が一貫しておらず、結果、夫と夫の姉がいがみ合うという結果を招いていた過去がある。


私の感覚では、そのような姑の場合、夫が馬鹿正直に答えたらもちろん姑と嫁の衝突は避けられない。私が夫ならなんとか取り繕って姑の攻撃の矢先が嫁に向かわないように、盾になるくらいの行動をとる。


しかし、夫は自身の母親との温和な関係を取り、嫁と姑がいざこざになる方を選んだ。つまり、姑と全く同じことをしている、と私は気づいてしまったのだ。


確かに私は姑を避けていた。それは事実だ。そして姑も世界は彼女の国の文化、慣習だけではないことを知った方が良いのかもしれない。


一度きりでもひどいことをしたら、終わってしまう関係もあるのだと、

一つ一つの行動には責任があるのだと。


だから、夫が本当のことを言ったのは良かったのかもしれない。


しかし、私にとって残った問題は


夫が無意識に姑と同じ行動をしていることに気がついたこと。

夫は姑が強い邪視の持ち主であることを認識している発言をしているにもかかわらず、私をそれから守ろうとすることはなく、むしろ私を盾にするような行動をとったこと。


なのである。


そして10分もしないうちに、私のお気に入りのピアスが私の手から滑り落ち、真っ二つに割れたのである。



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お読みいただきありがとうございました。次回へ続きます。


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