2020年11月24日火曜日

<モルドバ国際結婚>滞在許可証申請の仕方(体験談)その1※2020年の情報の追記有

<モルドバ国際結婚>滞在許可証申請の仕方(体験談)その1※2020年の情報の追記有


こんにちは、ぽんたです。

皆さんは海外移住に興味がありますか?

今日はかれこれ7年も日本を離れて海外で生活している私が、

モルドバ人夫との結婚を通じてモルドバで滞在許可を申請し、取得するまでの流れその1を紹介したいと思います。
※赤字で2020年11月現在の情報を追加訂正しています!



(その2はこちらから↓滞在許可証申請の仕方その2


私が取得したのは2019年の9月で、取得に向けて具体的に動き出したのは7月の頭か6月の末くらいでした。少し出だしが遅かったかな、という感じです。法律は変わるので、その都度移民局に問い合わせて確認する必要があります。



ちなみに、、、
モルドバでのモルドバ人との婚姻手続きの方法は↓ 

トルコでの滞在許可証の取り方は↓
 

で紹介いたしましたので、興味のある方はチェックしてみてください。




今回の投稿の流れ




では、説明していきたいと思います。


どこで申請手続きをする?
モルドバの移民帰化局(以下、移民局)にて手続きをしました。

モルドバのキシナウの移民局は日本大使館と大きい通りシュテファン・チェル・マーレを挟んで反対側にあります。





移民局はルーマニア語でBiroul Migrație și Azilと言います。地図上の位置のビルの2階です。


ちなみに同じフロアの反対側のNOTAR(法律的に正式な文書を作成してくれるところ)は外国人に慣れているのと、外国人関係の法律をよく知っているし、人当たりもめちゃくちゃ良いのでオススメです。


Ucrainean Nataliaという方が開いているオフィスなのですが、そこの秘書の女性も聡明な方でフレンドリーで、いろんなNOTAR回りましたがおそらくここが一番かと。とてもお世話になりました。



日本大使館NBCというビルの5階にあります。同じビルにあるURBANという食堂は、食堂には珍しく小洒落た雰囲気で食堂にしては割高ですが、落ち着いた雰囲気でレストランよりも安く食べれるし、お茶するのにも良い雰囲気でお気に入りの場所です。




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モルドバに入国後まず何をすべき?



私が全ての手続きを終えて思うのは、まずはじめにするべきだったのは、日本大使館に行って、犯罪歴証明書(警察証明)の申請手続きをすることです。


この書類は大使館を通すと2ヶ月近く書類が出来上がるのに時間がかかります。日本での申請は、都道府県の警察にもよるみたいなのですが、モルドバ大使館からのその文書が必要だという趣旨の文書を用意してもらう必要があったりと、なかなか手強そうだったので私は滞在許可をモルドバでとる予定があるのであれば、モルドバに入り次第次の日には日本大使館に言ってこの犯罪歴証明書の申請手続きを行うことをお勧めします。



私はのんびりしてしまったので、ビザなし滞在許可期間30日以上前に滞在許可を申請しなければいけなところを間に合わず、罰金を払いました。ま、お金同じビルで払えば済むので、恐れることもないのですけれども、払わないで済むなら払わないで済んだ方が良いですものね。


※追記:2019年は必要ないと判断されたVIZA-Dが、2020年11月22日に申請しに行った時には日本人も必要だ、と言われました。


結局、滞在許可証延長申請手続き、という形で行けたので、今回は特別になくても乗り切れましたが、もしモルドバで滞在許可証取得の予定がある方は入国後すぐに移民局へ行って詳しいことを聞いてください。



日本人は入国のためのビザは必要なのですが、入国許可証を申請するためのビザが別途必要となる、と複雑怪奇なことを言われたことをここにメモします。





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必要になった書類リスト
私たち夫婦が一番最初にしたことは移民局へ行って、どんな書類が必要か聞きました。インフォメーションデスクの人は私が行った当時はちゃんとよく知っている人、よう知らないけどちゃんと対応してくれる人、早く帰れといった感じであしらってくる人まちまちだったので何回か出向きました。

※午前中はよく知っているお姉さんがいる感じなので午前中に行くこと、そしてちゃんと対応してくれる人に当たるまで行き続けることを強くお勧めします。

目を合わさないでしゃべるお兄さんは鼻くそをほじっているだけの給料泥棒なので、あ、この人適当だな、こいつ何にも知らないな、と思ったら別の日の別の時間帯に行くことをお勧めします。


番号札をとって実際に書類の確認をする人に質問するのも良いかと思います、が、日本人について向こうもあまり慣れていないので、1発では済まないと覚悟しておいた方が良いかもしれません。みなさまが1発で書類通せるように詳しく書いていきますが、法律は変わるのでご自身でご確認ください。



インフォメーションデスクでくれたリストには日本語に訳すとざっとこんなことが書いてありました。ちなみにモルドバ人と結婚した人用です。独身の方の場合は、いらない書類や別にいる書類が出てくるはずです、財産証明とか。



1、申請用紙への記入。
2、パスポート本体とコピー
3、婚姻証明書の原本とコピー(ルーマニア語のもの)
4、モルドバ人パートナーの個人カードの本体とコピー
5、子供の出生証明書の原本とコピー(もしあなたに子供がいたら。)
6、どこに済んでいるかを証明できるもの(NOTARで作成した宣言書デコラツャや、住宅の販売契約書)原本とコピー
7、出身国での犯罪歴証明書(警察証明)アポスティーユ(この書類は外務省公認のものであることを証明するもの)つきの原本とNOTARにてルーマニア語に翻訳したもの
8、健康保険(最低でも3ヶ月間の健康保険の契約書)原本とコピー
9、カラー写真3×4



詳しく説明を試みます。


1、申請用紙への記入。


実はこのことについての記憶があやふやなのです。窓口に言って担当の人に質問されながらデータを打ち込まれっていたのかもしれませんし、何か声明文を書かされたのかもしれません、が、いずれにせよ移民局にある書類です。

※夫が宣誓文を書いていました。そして担当のお姉さんは私の情報をコンピューター上のシステムに打ち込み、父親の名前、最終学歴を聞かれました。


2、パスポート本体とコピー


コピーは個人情報のあるページとモルドバの出入国スタンプのついたページ全てを用意。
※保険屋でコピーもしてくれるおばちゃんに、最後にモルドバに入国したスタンプだけで良いと言われ、そして大丈夫でした。

実際には、三日ほどルーマニアに行っていた時間があったので最後にモルドバに入国した2回のスタンプのページをコピーして、受理されました。



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3、婚姻証明書の原本とコピー(ルーマニア語のもの)


これについては↓
 


で説明しておりますが、婚姻証明書は支払額に応じて出来上がり日数が違いますので、急いで滞在許可を申請する必要のある方はこの婚姻届を出す際に少し多めに払って早めにこの書類ができる様に調整するといいと思います。



4、モルドバ人パートナーの個人カードの本体とコピー


これは文字通りそのままで、パートナーの人が持っているはずの市民権カードみたいなものです。コピー屋さんがコピーの仕方をたいていの場合知っているので勝手にいい感じにコピーしてくれます。




5、子供の出生証明書の原本とコピー


もしあなたに子供がいたら。私にはいないので今回は不要でした。(というか、そもそもsの書類がない。)



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6、どこに住んでいるかを証明できるもの
(NOTARで作成した宣言書デコラツャや、住宅の販売契約書)原本とコピー

これについては、私のケースを紹介します。私の夫の実家は持ち家なのですが、名義が夫のお姉さん名義です。


(お姉さんが銀行に借金をするために財産が必要だったので、ここから先は愚痴しか出ないので控えます。)なので、お姉さんと、お姉さんの旦那さんも(最終的に必要なかったみたいですが)一緒にNOTARへ行きました。※家主のお姉さんだけで大丈夫でした!


お姉さんに持ってきてもらったのは、家がお姉さんのものであるということの証明書とお姉さんの個人カード(市民権カード)です。


それと私のパスポートを元にお姉さんのお家に私が住んでいますよ、お姉さんもそのことを承諾していますよ、という宣言書(デコラツァ)をNOTARで作成してもらいました。150モルドバレイでした!


もし、あなた自身がモルドバで家を購入し他のであれば、その販売契約書が6の書類に当たるのかと思いますが、詳しくは移民局にお問い合わせください。


もし、賃貸の家である場合も、詳しくは移民局にお問い合わせください。予想的には賃貸の契約書を持って、契約を結んだ人物(パートナーや本人)とNOTARに行って書類を作ってもらうのではないか、という予想です。あくまでも、予想です。



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7、出身国での犯罪歴証明書(警察証明)アポスティーユつきの原本とNOTARにてルーマニア語に翻訳したもの



はい、これは前述した様に時間に余裕を持って日本大使館に申請する必要があります。大使館で指紋をとります。手にある指全部第二関節まで指紋を綺麗に取らなくてはいけないため、何回もやり直しながら30分くらいかかります。
※今年は全くうまくいかず、後日出直しました!


書類が届き、開封厳禁と書いてありますが、開封しないとNOTARで翻訳できないので、開封します。中には英語、フランス語、ドイツ語で書かれているみたいですが、モルドバやルーマニアでこの書類が必要なのにルーマニア語で書かれていないので、ルーマニア語に翻訳してもらいます。


原本と翻訳したものを提出します。日本大使館を通してできた書類なので、アポスティーユはついているみたいですが、申請するときにちゃんと大使館の人に念のため確認しておきましょう。



8、モルドバの健康保険(最低でも3ヶ月間の健康保険の契約書)原本とコピー


どんな申請期間でも3ヶ月分で良いみたいです。初回申請では1年しか滞在許可がおりませんが、次の申請からは5年(3年??)いけるみたいです。あくまでも、モルドバ人と結婚しているケースですが。同じビルの4階階段上がって右手、さらにすぐに右手のオフィスで契約できました。ちなみにコピーもそこでやってくれました。


※保険屋さんは移民局のある建物の二階。移民局と同じ階の階段挟んで向かい側、最初のお部屋に移っていました。


※延長申請では基本的に3年いけるみたいですが、私の場合、パスポートの期限が2年しかなかったので、パスポートの期限までしかできないと言われました。


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9、カラー写真3×4


これは、写真屋さんで用意しました。でもその後1ヶ月後移民局の機械で写真取られました。


いざ申請手続きへ!

はい、これらの書類を持って申請しに行きます。番号札をとって呼ばれたら窓口に書類を提出します。税金を支払い、もし、今ある滞在許可の期間が後30日を切っていたら、罰金も払います。罰金は同じビルの4階だったかな、、、保険屋さんの奥のオフィスで払った気がします。

そして全て支払いが終わったら領収書を持って再び同じ窓口へ戻り、1ヶ月後くらいのこの日に来てください、というメモをもらってその日は終了です。

※税金を払う窓口は移民局内にあり、280モルドバレイでした。(2020年11月現在)

補足
誰も説明してくれなかったので1ヶ月後に結構いやな思いをしたのですが、1ヶ月後に滞在許可証が発行されてくるわけではありません。1ヶ月後に何故かもう一度金を払わされ、写真を撮らされ、6秒の間に署名を終わらせろという屈辱を受けねばなりませんでした。しかも窓口の女性は態度の最悪なモルドバ人のくせに不細工な女性でした。(失言しました失礼しました。)私はこのような経験をして二度とモルドバでは滞在許可を申請しないと心に決めました。ああ、思い出しても忌々しい。でも1年後パンデミックのために職を失い、再び申請しなければなりませんでした。



次の投稿で、今日の続きを説明していきます。今日はこの辺で。おやすみなさい。


<モルドバ国際結婚>滞在許可証申請の仕方(体験談)その2へ続く


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2020年11月22日日曜日

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<お家で簡単>「まとめ」世界各国のスープのレシピ(トルコ料理、モルドバ料理、ウクライナ料理など)

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献立のレパートリーを増やしませんか?

毎日献立を考えるのって意外にしんどいですよね。いつも同じようなルーティーンになりがち、、、たまにはご飯だけでも外国気分を味わいたい!

そんなあなたに必見なスープのレシピをまとめました。大きい鍋にがっつり作って、2、3日これで過ごしてしまいましょう!笑。


この投稿では、筆者自身が滞在し生活したことのある地域で地元のお姉さん方から教わった直伝のスープのレシピまとめています。トルコ料理、モルドバ料理、ウクライナ料理を代表するスープのレシピをご参照いただけます。どれもお家で手軽に作れる家庭料理となっております。


トルコ

「メルジメッキチョルバス」レンズ豆スープのレシピ



トルコに行ったら必ず一回は食べるであろうメルジメッキチョルバス。レンズ豆を使った濃厚なスープにレモンを添えて、、、。ブレンダーを使わずちょっと手抜きしているところがありますが、トルコで感動したお味をご自宅でもご堪能いただけるレシピです。



「きのこスープ」お家でできるMantar çorbasıマンタルチョルバスのレシピ



トルコでキノコスープを召し上がった経験はありますか?キノコのお出汁と鶏ののブイヨンで最強に美味なスープです。そしてこのレシピではそのコクのあるスープが世界中どこのお家でも再現することができます。是非お試しあれ!



ウクライナ料理、モルドバ料理、ロシア料理

「ビーツたっぷりボルシチ」旧ソ連出身姑直伝レシピ



ロシア料理としての認知度が高いですが、もともとはウクライナ料理だそうです。旧ソ連の国モルドバでも食されており、肥沃な国土で育ったこの土地の真っ赤なビーツは茹でても色褪せることなく、高い糖度で最高のパフォーマンスをボルシチに出してくれます。日本でもビーツが手に入ったら是非試してみてください。ビーツの甘みとブイヨンで心も体も温まります。




モルドバ料理

スープ「ザマ」のレシピ(モルドバ人姑直伝!)



モルドバ人にとってのザマは、 日本人にとっての味噌汁のようなものだと認識しております。こちらはクヴァスという特別な調味料というか飲み物というか、、、が必要になります。しかしそれなしでも十分に美味しいスープがご堪能いただけるレシピとなります。もし、お手元にクヴァス(酸っぱい方)がある方は是非試していただきたい一品です。私は海外でラーメンが恋しくなった時にこれで気を紛らわしています。もちろんクヴァスなしでもなかなか満足のいくスープをこさえることができます。










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2020年11月20日金曜日

速報!モルドバ共和国で新型コロナウイルスに関して本日政府が決定したこと

速報!モルドバ共和国の首都で新型コロナウイルスに関して本日政府が決定したこと


こんにちは、ぽんたです。

新型コロナウイルスのパンデミックはまだまだ続いているどころか、第2波がきているようですね。


ヨーロッパの各地でもロックダウンを決定しているようですが、


私が現在いるモルドバのキシナウは本日、外出時のマスク着用を決定しました。


あれ?弱い?


今日まで一体どのような状態で今日の決定によって何が変わったのかというと、


2020年11月20現在は、50人以上の人が集まるイベントや集会は禁止で


映画館もやっていないし、サーカスもショーはやっていません。(規模を縮小した運営チームは動いており練習場所は有料ですが普段より安く提供してもらっています。)



劇場は、広告が出ているのでやっているところもあるのかもしれませんが、ごめんなさいノーマークです。


あ、でもいつもお世話になっている衣装さんが10月に演劇か何かのプロジェクトの衣装を担当したと言っていたので、動いているところはあるみたいですね。


でも以前知り合った俳優さんがものすごいポリティックな方だったので、政府が劇場をプロパガンダとして使っていたりして、、、、とか勘ぐっています。(あくまでも個人的な予想)


カフェやレストランは入店時はマスク着用なものの、当然食べる時は外しますのでグレーゾーンな感じですし、、、


公共交通機関、及び屋内の商業施設ではマスクをしないと基本的に入れませんでした。

お外ではマスクなしでも歩けたんですね。


それが、公園でも十分なパーソナルスペースが取れる場所でも、お家でない限りマスクを着用しなければならない、となったわけです。


この決定が一体いつまで続くのかははっきりした記載が見つかりませんでした。


引き続き映画館やサーカス、50人以上人が集まることはできないようです。


医療キャパシティーは今の所ギリギリ耐えているようですが、事態が悪化すれば医療崩壊するようです。


にもかかわらず、ロックダウンを敢行しないのはモルドバ共和国に、そして国民にそれに耐えられる経済力がないからだそうです。


なので、外出時にマスクをすることで、国民に気を引き締めさせるというか、あ、ちょっと危ない時期なんだな、という認識をさせて


最終的には自己管理してね。というスタンスのようです。


いろいろな国がいろいろな措置を取る中で、何が正解で何が正義なのかわからなくなってきますよね。でも、これがモルドバの限界なのだと思います。


でもこれが一番バランスが取れている気もします。


ちなみに抜き打ちで警察やインスペクターがレストラン、店舗のチェックできるようになったらしいです。


モルドバ、キシナウにこの時期に観光にくる人はいないと思いますが、止むを得ずくる場合はマスク着用を忘れずに!


それではこの記事はこの辺で。





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2020年10月5日月曜日

ブカレストからキシナウまでバス移動。新型コロナウイルスが蔓延する最中の航空機での私の移動体験談その4(最終弾)


こんにちは、ぽんたです。

まだまだ新型コロナウイルスによるパンデミックが治らない中、先日ブラジルはフォルタレザからモルドバのキシナウまで航空機を乗り継ぎに乗り継いで、最後はブカレストからバスに乗って帰ってまいりました。

その旅路の様子を幾つかの投稿に分けて記録したいと思います。コロナ禍での国境をまたいだ移動はお勧めはしませんが、止むを得ず移動する方々へちょっとでも参考になれば、と思います。


その2はこちらから↩︎




前回すでに書いたように、パスポートコントロールを無事に通過して、荷物も無事に受け取り、出口から出るとバス停がありました。

さて、我々はここからバスに乗ってモルドバのキシナウまでたどり着かなくてはなりません。

フランクフルトでワイファイがあるときにちらっとリサーチした情報では、どこかの駅からキシナウ行きのバスが2時間おきに出ていて、


しかもそのバスは空港を通る、とのことでした。


そして、夫のお母さんによると、ブカレストの出口にはキシナウ行きのバスを案内するおじさんがいるという情報も。


しかし、実際に出口を出ても誰もキシナウ行きのバスを案内しているような人は見当たりません。


着いたのが夜中だったからかもしれません。


とりあえず、路線バスの運転手さんに聞くと、この時間はバスを乗り継いでガラ・デ・ノルド(北駅)にいく必要がある、とのことでした。


日中は一本で行けるみたいですが、我々が着いた時間にはその一本で行けるバスは終わっていたのです。


我々は、大荷物を引っ越し作業のように路線バスに積んでガラ・デ・ノルド(北駅)を目指し移動を開始しました。


それまでの道のりは嫁が引っ張っていましたが、夫はルーマニア語が話せるので、ルーマニアでの移動は夫が先陣を切る形となり、嫁はもう長い道のりでスイッチが切れているのでちょうどよかったです。


ブカレストの人は、かなり親切で、我々が外国人でどこで乗り換えれば良いかそわそわしていることをちゃんと見ていて(夫はルーマニア語で道を尋ねることはできてもその答えをきちんと覚えていることが稀。)


ほらここで降りて反対側に渡って何番に乗るんだよ!と何人もの人が一斉に教えてくれ、荷物を下ろすのまで手伝ってくれました。


ルーマニアは、EUの中ではそこまで経済的に発展しておらず、西側に出稼ぎに行くような国ではありますが、


こういった人情に触れると、文化水準と経済が非常に良いバランスで存在している国なのではないか、と感じます。


ホスピタリティというか、、、そこらへんはトルコに似ている。


少しくらいお節介な人が多い方が、私は好きです。


さて、乗り換えですがちょうど目的の番号のバスが通り過ぎた後にたどり着いたのでだいぶ見知らぬ土地のバス停で待たなければなりませんでした。


すでに午前1時は回っていましたからね。そんな時間まで逆に運行しているバスがあることにも驚きです。


待っても待ってもなかなかバスが来ず、とうとう空港で行き方を教えてくれたバスの運転手さんが、彼の運行するバスで通りすがり、わざわざ止まって大丈夫か尋ねてくれました。


その運転手さんは、次は目的のバスは40分後くらいにくるし寒いから自分のバスに乗ってけば?と誘ってくれましたが、夫はここまで待ったから待ちます、と答え、そのまま別れました。



確かにそのバスに乗ったところで余計にややこしくなりそうですものね。


そして、それから40分もかからず目的のバスが現れなんとかガラ・デ・ノルド(北駅)にたどり着くことができました。

ガラ・デ・ノルデ(北駅)そしてアウトガラ・フィラレット(フィラレットバスターミナル)にて


さて、ガラ・デ・ノルド(北駅)に着いたは良いものの、そこにはバスターミナルはなく、鉄道の駅でした。そのことがわかるのに少し時間がかかりましたが、、、



ガラ・デ・ノルド



わかった情報は、チケット売り場は午前4時から開くこと、駅の近くのロータリー的なところに午前4時くらいからバスの運転手さんが集まり始めることなどなど


しまいにはタクシーの客引きにキシナウ行きのバスは空港からしかでないから空港まで乗せてってやるだとか、空港まで行ってバスがなかったら払わなくていいだとか

よくわからない話を持ってこられ、


今はとりあえず大丈夫だと断ると、警備隊のようなものを装ったそのタクシーの客引きのグルっぽいおばさんに、ここに何しに来たんだ、バスは空港からしか出ないよ、と言われ、


周りにはジプシーと思われる家族、アルコール中毒っぽいおじさんがちらほら、麻薬の取引をするかのようなグループ、プラットホームを横切るドブネズミ、、、。


早く、夜よ明けよーーーー!!!と思いながら夫を情報収集に行かせ荷物番。



結局飛んでたフリーワイファイから、インターネットで検索。どうもこの駅からは出てないらしい、、、となり、


キシナウからのバスを検索すると全部アウトガラ・フィラレット(フィラレットバスターミナル)からってなってる、、、となり、


なんで最初に空港で聞いた時、ここに案内されたんだろう、、、という疑問を抱きつつ、最初からインターネットで細かく調べておけばよかった、調べさせておけばよかった、私の指示だしミスだわ、などと反省もしつつ


もうこうなってしまったのだから仕方がない、と


そのバスターミナルへ行くバスが駅の裏から出ている、とのことだったのでえっちらおっちら再び移動。


バス停に着くもバスの始発が何時かわからない。


あ、タクシーが信号待ちしている、、、アウトガラ・フィラレット(フィラレットバスターミナル)までいくらですか? 25レイ、、、手持ちある、、、お願いしま〜す。


といった感じでタクシーでアウトガラ・フィラレット(フィラレットバスターミナル)まで行きました。
入り口は、小さい。

中は、、がらんとしていた、、、



はい、これでやっとキシナウ行きのバスにありつける、、、、!!と期待するも、


バスターミナルには誰もおらず、、、というのも午前5時。


誰もいない、、、(と思いきやホームレス氏が寝ていた)

しかも絶賛コロナウイルスパンデミック中。。。


奥の方にいたタクシー運転手に話を聞くと、キシナウ行きのバスは8時にあるが、乗客が少なかったら運行せず、残りは午後1時のみだ、ということ。


全然2時間おきに出てない!!


やはりコロナウイルスによる影響はデカすぎる。。。


とりあえず待つしかないのでベンチに座って夫の膝に横倒しになった嫁は1時間くらい気を失ったように寝てしまい。


その間、夫はちゃんと起きていて荷物番をしており、


さすがに夫も疲れているだろうと、起きてからは今度は私の膝に横倒しにしてやり


ちょっと一休み。


朝、8時近くになっても結局運転手は来ず、出勤してきたチケット売りのおばちゃんに聞くとやはりキシナウ行きのバスは午後1時のみだという。


大荷物のぐったりしているアジア人とモルドバ人の若者におばちゃんは気を使ってくれて、荷物チケットオフィスにおいていいから、朝ごはん食べてきなよ、裏に美しい公園があるから散歩でもしてきなよ、と言ってくれました。


ああ、久しぶりに触れた人情、、、!ルーマニアなんか気に行ってきたぞ!!となり、


それでも重い腰がなかなか上がらず、行こう行こうなんて言ってるうちに1時間くらい経っており、そうこうしているうちに


一仕事してきた朝に会ったタクシーのおじさんから、10時にキシナウへのバス出るってよ!と情報が入り


続いてチケット売り場のおばちゃんにも、10時にバス出るってよよかったじゃない!と言われ


運良く?朝10時のバスでキシナウに向かうことができたのであります。


支払いは、運転手さんに直接。我々はユーロで交渉し、2人と大荷物で60ユーロ支払いました。


アウトガラ・フィラレット(フィラレットバスターミナル)でのトイレは、チケット売り場のおばちゃんに2レイだったか1レイだったかを払って鍵をもらって、用を足したら鍵を閉めて返す、というスタイルでした。


でもこれは、この時期ならではなのかもしれません。




国境にて


ルーマニアから出る時のパスポートコントロールでは案の定特に何も要求されず、空港で書かされた紙はまだ私の手元にあります。


モルドバに入る時のパスポートコントロールでは婚姻証明書を提示して何の問題もなく通過できました。


ただ、夫の荷物の自転車は調べられました。モルドバの陸路のパスポートコントロールは盗まれたものがよく入ってくるためか、はたまた彼らのポケットを膨らませるチャンスを狙っているためかわかりませんが


自転車を持ち込むときは大変厳しいです。自分のものであるということを証明できるように登録してあれば良いのですが、


夫の自転車は競技スポーツのもので、道路の移動用ではないし、フレームも複数あるし、車輪も複数あるし、何をどこへどう登録すれば良いのか実質難しいところがあります。



あ、モルドバに入る時に、バスの運転手さんから渡された用紙に、発熱の有無やどこの国からトランジットしてきたかなど結構細かく書かされ、そしてその紙を提出しました。


よく、入国してから14日間は自宅隔離をしなければいけないとどの国でもされていますが、私たちがモルドバに入った時、そのような文言はその用紙にはなく、また誓約文も書かされていないないので、


入国した次の日から街をうろついています。もうそういう措置を取っていた時期は過ぎたのかな、と解釈しております。


街中でも、取り締まることはやっていません。


ルーマニアのバスからの風景

ルーマニアのバスからの風景2


ルーマニアのバスからの風景3


姑さんが用意してくれたおかえり夕食


終わりに

はい、4回にわたって今回の旅路を書いてみました。思い返してももう2度と歩みたくない旅路でございます。


後々良い思い出になるんでしょうけれども。


新型コロナウイルスのパンデミックが収まっていない間は、海外への渡航はお勧めしません。


非常に飛行機やバスの運行が混乱しているからです。


そもそも、ブラジルがやはりめちゃくちゃ遠かったんです。笑。


モルドバのキシナウでは、再びバザールが閉鎖してました。


何しろ目に見えないものなので実感はないのですが、まだまだ気を抜いてはいけない時期なんだろうなあ、と今日閉鎖されたバザールの横を通り過ぎながら思いました。


その2はこちらから↩︎

2020年10月2日金曜日

フランクフルトからブカレストまでの航空路。新型コロナウイルスが蔓延する最中の航空機での私の移動体験談その3


こんにちは、ぽんたです。

まだまだ新型コロナウイルスによるパンデミックが治らない中、先日ブラジルはフォルタレザからモルドバのキシナウまで航空機を乗り継ぎに乗り継いで、最後はブカレストからバスに乗って帰ってまいりました。

その旅路の様子を幾つかの投稿に分けて記録したいと思います。コロナ禍での国境をまたいだ移動はお勧めはしませんが、止むを得ず移動する方々へちょっとでも参考になれば、と思います。

その2はこちらから↩︎






フランクフルトからブカレストまでの航空路

新型コロナウイルスの治らないパンデミックにより、現在ブカレストからキシナウまでの航路は閉鎖されており、10月25日からしか再開しないとのことで、


それでもチケットを新しく買い直すよりかはTaromのオペレーションで行けるところまで行った方がものすごく経済的なので

(新型コロナウイルスのパンデミックによる航空機の混乱の為、Taromはチケットを購入した日から1年間追加料金なしで予約の変更が可能とのこと。おそらく他の航空会社もそんな感じなのかと思いますが、、、)


フランクフルトからブカレストまで飛んで、ブカレストからはバスでキシナウまで行くことに決定しました。


フランクフルトのターミナル1で(ターミナル2は閉鎖中でした。それくらい飛行機が飛んでない。)一夜を過ごし、お昼を過ごし、


夕方ようやくチェックインして荷物を預けます。


またもや、チェックインカウンターで最終目的地と婚姻証明書を入念に確認されました。今回はブカレストまでのチケットだけれども、もう飛行機が飛んでないからそこからバスでキシナウに向かう旨を説明し、


再び自転車のエクストラバゲージの料金を払い(くそ高え)、チケットを無事もらい出発ゲートへ。


そういえば、フォルタレザからの国内線とリオからアムステルダム経由フランクルトまでに使用した航空会社KLMは、チケットにグループが書かれていて、


グループ順にゲートにて呼ばれて機内に入るようにオーガナイズされており、機内でぐちゃぐちゃと人が混雑するのを多少緩和するようにされていました。


できる限りソーシャルディスタンスが取れるように工夫されているのかな、と感じました。


しかしながらTaromは気にしていないか、乗客数が少ないのかわかりませんが、グループに分けることなくわらわらと乗客が入場しました。


長い列を割と重めの機内に持ち込む荷物を背負って牛歩しなければならなかったので、


パンデミックが治まっても、グループを分けて乗客を機内に搭乗させることはあった方が良いシステムだとこのとき思いました。


その方がわざわざ立って長い列を待つ必要もないですし、機内でもぐちゃぐちゃしなくてスマートですし、、、。


さてブカレストに着いて、再びパスポートコントロールです。

今からバスでキシナウに向かうこと、二人は結婚していることを書類を持って説明しました。


すると今度は全員ではなく外国人の私のみが書く必要のある書類があるらしく、


それは今まで書かされた書類のようにどこの国を通ってきて、どの飛行機に乗って、発熱や咳くしゃみなどの症状があるかないか、そしてトランジットのためにルーマニアに来たなどを記入するものでした。


モルドバとの国境でルーマニアから出るときに指示があればこれを提出するように言われました。おそらく何も聞かれないと思うけど、とも言われました。



そういえば機内食、、、


そういえば、機内食がTaromの飛行機ではでませんでした。サンドイッチくらい出るかな、と期待していたのですが、、、。

フォルタレザからリオへの国内線でも水しか出ず、しかも何も言わなければ何もくれませんでした。


リオからアムステルダムへのKLMでは選択肢のない肉なしパスタの夕食と、あとお菓子や果物が入ったおやつパック(これは大サービスに感じました。)、そして朝食のクロワッサン1個が出ました。

見づらくてごめんなさい。。。機内で出たおやつパック。


どの航空会社も節約、節約、という感じを受けました。この時期やはり大変そうです。しかしこの時期にきちんとした対応ができるか、も今後の利用客獲得に大切だとも思います。


だって私はもうアエロビレットを使わないって決めたのですから、、、。あの対応は本当にひどい。




2020年9月30日水曜日

ブラジルのフォルタレザからリオデジャネイロ経由、アムステルダム、フランクフルトまでの航空路。新型コロナウイルスが蔓延する中での私の移動体験談その2


こんにちは、ぽんたです。

まだまだ新型コロナウイルスによるパンデミックが治らない中、先日ブラジルはフォルタレザからモルドバのキシナウまで航空機を乗り継ぎに乗り継いで、最後はブカレストからバスに乗って帰ってまいりました。

その旅路の様子を幾つかの投稿に分けて記録したいと思います。コロナ禍での国境をまたいだ移動はお勧めはしませんが、止むを得ず移動する方々へちょっとでも参考になれば、と思います。





目次


フォルタレザの空港からリオデジャネイロ

まず、本来ならばフォルタレザからアムステルダムへ直接飛べるはずだったのですが、新型コロナウイルスのパンデミックに伴い航空路線が大幅に運転を見合わせているようで、


フォルタレザから一切のエアフランスの航空路線撤退しています。ちなみに他の国際線も我々が行った当初は全く動いている気配がありませんでした。


国際線チェックインカウンターはがらんとしておりました。


10月に再開する予定だそうですが、詳しい日時は知りません。そのため、我々は一度ブラジルの首都、リオデジャネイロへ飛ばなくてはいけなくなりました。


チェックインの際は、英語ができる係員に手助けしてもらいながら入念に書類の確認をされました。

ここでいう書類というのは、我々が行く先々で入国を許可されるかのチェックでして、我々を大いに助けたのは婚姻証明書でした。


あと、我々のフライトスケジュールはキシナウまで一気に乗り継ぐのではなく、フランクフルトで一旦荷物を受け取る、という特殊なものであったため、


最終目的地であるキシナウまで行く、という意思表示をする必要がありました。


キシナウに家があるんだ、ということと、印刷してあったもう間に合わないチケットを見せることで意思表示をすることができたと同時に、飛行機のチケットがキャンセルになったり変更になったりしてこっちも大変なんだアピールをすることもできました。


夫はモルドバ人ですが、同時にルーマニア国籍も保持しているのでEU圏に入るのには問題はありません。


ところが嫁の私は日本人でヨーロッパのいかなる国にも居住許可を持っておらず、モルドバの居住許可証も先月期限が切れてしまいました。


パンデミックの前は日本人はシェンゲン協定国に入る際ビザの取得が免除されておりここまで厳重にチェックされることはありませんでしたが、


パンデミックの最中の移動はそう簡単にはいきません。


不要不急の移動は入国拒否される可能性が無きにしも非ずなのです。


そのため、その国に入国するには何か強い理由が必要となります。


幸い、我々はモルドバでの居住許可証を申請することをきっかけに、正式に夫婦として書類を作っていました。


もともと、結婚なんてただの紙切れ、婚姻届を出そうが出すまいが2人は一緒にいるのだから特に変わりはない、というような考えの二人でありました。


ただ、国籍が違ったものですから、居住許可を取得したり今後違う国に移住などする際に証明できる紙があった方が良いだろう、となり結婚したのであります。


その紙切れが今回本当に役に立ちました。


家族であることを客観的に証明できる書類を作成することは結構大切なことなのだな、と感じました。


二人が結婚していることで、入国が確実に許可されると判断されフォルタレザでのチェックインカウンターにて無事に荷物を預け、チケットを受け取ることができました。



リオデジャネイロでの乗り継ぎでは、フォルタレザと違い寒さを感じました。フォルタレザからリオデジャネイロへは国内線でしたので、荷物は受け取らないまでも、街中を散策できる可能性はありました。


飛行機を降りて出口を出て国際線の乗り場に行く際、タクシーの運転手さんがいましたが


私はフランクフルトからキシナウまでのフライトの調整をしなければならなかったため、


それどころではない、と結局リオの街へは繰り出しませんでした。


空港は古く薄暗い印象を受けました。


お昼を食べて、パスポ−トコントロールでも時間がかかるかもしれない、と早めにゲートへ向かいました。
リオでのランチ。なかなか美味だった。



というのも、我々の滞在日数は当に90日間を過ぎており、オーバーステイにもほどがあったからです。


我々は、カランティンの最中に滞在日数が切れており、ショッピングセンターの中にある移民局へショッピングセンターが再開した際行き観光ビザを延長できるかを確認したところ、


パンデミックが終わったら延長できます、とのことでした。(ちなみに夫はルーマニアのパスポートなのですが、ルーマニアのパスポートを持ったモルドバ人は観光ビザを延長できないみたいでした。この点につきましては、パンデミックに助けられた形となっています。)


パンデミックの最中は滞在日数の数え方が特殊になっているようで


私が移民局で認識した限りではパンデミックが続く限りオーバーステイにはならない、ということでしたが、


パスポートコントロールの人が同じ認識をしているとは限らないので、早めにパスポートコントロールへ向かったのであります。


結局パスポートコントロールでは、我々二人分のパスポートを持って担当の人が一旦奥へ確認しに行き、戻ってきて何も言わずスタンプを押し、ゴーサインが出ました。


みなさんパンデミックのせいで飛行機がすったもんだしているのをご存知のようで、何も問題なく出ることができました。


我々より少し前にロシアへ出国した知人は、再びブラジルに戻ってくるときは保険に入っている必要がある、と言われたそうです。


ちなみにその知人はPCR検査をフォルタレザで受けてから出発したそうで、ロシア入国には必要なのかもしれません。


アムステルダムの空港にて


アムステルダムの空港では、ただのトランジットなのにもかかわらずパスポートコントロールを通らなければいけませんでした。



一番最初のEU加盟国なのでパスポートコントロールが必要なのかなぁ、と思ったのですが、その後のフランクフルト、ルーマニアでも同様でした。


やはりパンデミックの最中ではシェンゲン協定国内でも国境がある様子が伺えました。


そこでも、古いチケットを見せ、最終目的地はキシナウであることと、飛行機が飛ばなくてこの日程では飛んでいないことと、婚姻していることを婚姻証明書で示して突破することができました。


リオデジャネイロにて飛行機に搭乗する際に渡された紙があって、それはオランダに入る際に必要な用紙で、内容は、発熱、咳、くしゃみなどの有無、フライト番号と座席、名前、などを記入させられました。


でも結局その用紙はどこにも提出しませんでした。トランジットだったからですかね。


チェックする警察もパンデミックで混乱しているのを毎日見ているのでしょうか、やんわりとした雰囲気で良い旅路をなんてねぎらいの言葉までかけてくれました。


アムステルダムの空港は本当に快適で、新しい図書館のような雰囲気があり、仮眠がとれるサンベッドのようなものもたくさんあって、


我々はラウンジでもないのに2時間ほど仮眠がとれました。本当に助かりました。

完全なる防護服を着た乗客がちらほら。マスク着用義務以上のことがある国があるらしい。


さすがアムステルダム。まじかっこいい。the time is now for gender equality.ってわざわざ空港の壁に書けます?これぞオランダ。まじで惚れる。



フランクフルトの空港にて

機内で渡された用紙にまた記入させられました。今度はドイツに提出する用の用紙で、オランダ用のものよりもより多くの情報を書き込む必要がありました。


パスポートナンバーやフライト番号、座席番号に加え、緊急時の連絡先、住所などなど書かされました。


しかしこれもまた、特に提出することなく過ぎました。


フランクフルトの空港に着くと、またもやパスポートコントロールを通らなければなりませんでした。


そういえば、アムステルダムに入る時にパスポートコントロールを通りましたが、出るときは通りませんでした。



フランクフルトでのパスポートコントロールでも同じように古い航空券と最終目的地、婚姻届を提示するとすんなり通過できました。


今、確認したところ、アムステルダムで押されたスタンプには入国を示すスタンプ、フランクフルトで押されたスタンプは出国を示すスタンプがなぜか押されていました。なんでだろう、、、?


フランクフルトでは、かなり精神的に喰らいました。フランクフルトからキシナウまでの航空券をなんとかしなければならなかったからです。



連絡を取っていたルーマニアの航空会社taromによると、taromの落ち度でフライトが変更になったわけではないため、



tarom以外の航空会社の運行する便にフライトを変更することは不可能で、しかも、現在ルーマニアのブカレストからモルドバのキシナウへ飛行機は飛んでいない、ということがわかりました。


つまり、フランクフルトからブカレストまでは飛べるが、そこから先の便はない、10月の25日からしか飛ばない、ということが発覚しました。


この時私は、フランクフルト空港内にエアモルドバのトラベルエージェンシーが、あるに違いない、と根拠のない自信をまだ持っており、


5万弱払うことになってしまうが、乗り継ぎなしで1本で帰れる、とたかをくくっておりました。


そのため空港内をうろうろし、探し歩き回りましたが、フランクフルト空港を牛耳っているのはルフトハンザで、それ以外は複数の航空会社を取り扱うチケット代理店で、しかもエアモルドバを扱っている代理店は見当たりません。



試しに一つの代理店に尋ねてみると、ミンスク経由で10万円が一番安い、と言われ、


ミンスクなんて今の時期情勢的に乗り継ぎでも何が起こるかわからないし、まず、そんな値段の航空券、買えない、、、となりました。


次に私が考えた案は、エアモルドバのウェブサイトからカードでチケットを買うこと。


調べてみると、ありました、三日後。3日間、フランクフルトのどこか空港に近いホテルに滞在し、


三日後にダイレクトの飛行機に乗って帰る、という案です。


費用はかさみますが、フランクフルトの街もぶらっとできるだろうし、ちゃんとベッドで寝れるだろうし、仕方がないかぁ、、、と思いチケットを買おうとしました。


しかし、私の持っているクレジットカードのセキュリティシステムに引っかかり、買えませんでした。

今思えば、あの時買えなくてよかった、無駄な出費をしなくてよかった、と思えますが、



その時は最後の砦がなくなった、と途方にくれ、フォルタレザに1ヶ月残ってもう少し働いていればよかった、、、と本当に後悔しました。


エアフランスに電話した時に、急がないで、慌てないでtaromからの連絡を待ってすべての情報を整理してから考えればよかった、と深く後悔しました。


結局帰れた今は、ああ、あの時出発して逆によかったのかもしれないなーとか思えますが、


フランクフルトでのあの瞬間は、長旅の疲れもあるしどうしたら良いかわからず、本当に後悔してしょげてしまいました。


独身時代の私は多分数時間は立ち直れずにただただ途方にくれていた気がします。


ただ、今回は夫がそばにいたため、そしてずーっと横にちょこんといた夫が、傍で涙する嫁を見て、どうしたもんか、と頭を巡らせ、


実は最初に荷物が多くて無理だと消去したブカレストからバスでキシナウまで帰る案を再度選択肢に上げ、おそらくこれが今のベストの選択肢だと決断を下しました。



それを受け嫁はtaromへ翌日のブカレストまでのチケットの予約をしてもらえるようにメールをしたのであります。


ただ、営業時間がすでに過ぎていたため、返事は翌日、フライト予定日の当日になります。


祈るようにフランクフルトの空港のベンチでその日の夜を過ごし、翌日の日中も過ごしたのでありました。


そして、翌日のお昼頃、チケット取れたよ、と連絡が来て、その日の夜のフライトでブカレストへ向かったのでした。
フランクフルトの空港の虹。この時、ちゃんと家まで帰れる、と思った。




考察

この時期のフライトはキャンセルや変更になることが日常茶飯事のため、こまめにチェックすることが必要です。


乗り継ぎがある場合は分割しないでなるべく1回のオペレーションで最終目的地まで予約することが無難だと思いました。


そして、アエロビレットは使わない方が良いです。フライトの変更が多いこの時期チケットがパアになる可能性があります。



信用できる航空会社、および代理店からチケットを購入する必要があると思われます。


居住許可証を持たない国に観光目的で入るのは新型コロナウイルスのパンデミックの時期は非常に難しいと思います。


仕事や留学、配偶者の元へ行くなど、何か強い理由と、それを証明する手立てがない限り、トランジットでも入国を拒否される可能性があるのではないか、と感じました。


また、それを証明する書類を手荷物に持っておく必要があります。






2020年新型コロナウイルスが蔓延する最中の航空機での私の移動体験談まとめ

フランクフルトの空港に出た虹

こんにちは、ぽんたです。

まだまだ新型コロナウイルスによるパンデミックが治らない中、先日ブラジルはフォルタレザからモルドバのキシナウまで航空機を乗り継ぎに乗り継いで、最後はブカレストからバスに乗って帰ってまいりました。


その旅路の様子を幾つかの投稿に分けて記録したいと思います。コロナ禍での国境をまたいだ移動はお勧めはしませんが、止むを得ず移動する方々へちょっとでも参考になれば、と思います。


  1. 相次ぐフライトのキャンセルとすったもんだ。
  2. ブラジルのフォルタレザからリオデジャネイロ経由、アムステルダム、フランクフルトまでの航空路
  3. フランクフルトからブカレストまで航空路
  4. ブカレストからキシナウまでバス移動



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相次ぐフライトのキャンセルとすったもんだ。新型コロナウイルスが蔓延する最中の航空機での私の移動体験談その1


こんにちは、ぽんたです。

まだまだ新型コロナウイルスによるパンデミックが治らない中、先日ブラジルはフォルタレザからモルドバのキシナウまで航空機を乗り継ぎに乗り継いで、最後はブカレストからバスに乗って帰ってまいりました。

その旅路の様子を幾つかの投稿に分けて記録したいと思います。コロナ禍での国境をまたいだ移動はお勧めはしませんが、止むを得ず移動する方々へちょっとでも参考になれば、と思います。



フォルタレザの空港までの道中


まず、我々夫婦の状況の説明を試みますとブラジルのフォルタレザから2020年の5月にモルドバのキシナウに飛ぶ予定でした。


チケットは節約のためか(結局エクストラバゲージのため節約にはなっていないのですが)フォルタレザからフランクフルトまで、そしてその後一旦荷物を全部受け取って再度チェックインしフランクフルトからキシナウまで、という予定でした。



じっくり考えてみると、ベストな航路ではないのですが、サーカスのオーナーと我々に仕事を分けてくれる夫の友人との間でそのように話をつけていたので従うしかありません。



第一のパンデミックによる波紋


まだフォルタレザからフランクフルトまでのチケットしかとっていなかった4月に、エアフランスから飛行機がキャンセルされたの連絡がメールで来ました。


ちょうど新型コロナウイルスのパンデミックによってロックダウン、都市封鎖を敢行したり国境を閉じる国が出てきた時期で、我々のフライトにも影響が出たのです。



当時我々もカランティンと言って必要最低限以外の外出が禁止されていた時期でした。




航空機のキャンセルの連絡はポルトガル語で書かれていたのでサーカスのオーナーに内容を見せ、エアフランスに電話をしてもらい飛行機のチケットを予約し直しました。



9月の下旬ならさすがにもとどおりになっているかな、と考え、9月の下旬までフォルタレザにとどまることにしました。


きっと6月くらいから仕事が元に戻るだろう、、、という甘い考えのもと、、、



そして第2波、第3波


そして、結局サーカスは9月から再開することに。もう少し止まって仕事してから帰るという選択肢もあったのですが、夫がまだ仮免状態でその期限が迫っているので帰国することに。


そして8月にフランクフルトからキシナウまでの残りのフライトをアエロビレットというトルコの会社のページから予約しました。


最初は、ブカレスト経由のチケットだったのですが、コロナ禍で予約した便がキャンセルになり、自動的に1つ前の日のフライトに予約し直されたとの連絡が数日後に来ました。


しかしながら新しく予約された時間には我々はまだフランクフルトに到着していない予定です。なのですぐアエロビレットにその旨をメールで連絡しました。


その時にトルコ語で書けばまた違ったのかもしれませんが、フライトの変更メールが英語だったのでオペレーターも外国人かもしれないと思い英語で書きました。


すると、全く話が通じず、これがあなたの新しいフライトです、の一点張りで、3日間粘りましたが問題を全く解決してくれないので、直接予約した飛行機を飛ばすtaromという航空会社のブカレストにある支店に連絡をしました。


するとtaromのそのエージェンシーの人はきちんと、挨拶と名前とお詫びの言葉を添えた文面で返してくれ問題を一発で解決してくれました。


もうアエロビレットは使わない、と心に誓いました。口コミを調べてみると、アエロビレットはチケットをキャンセルしても返すべきお金を返金しない、といった最悪なクチコミがバンバン出てきました。


このコロナ禍でフライト変更が日常茶飯事になる中、本当に危険なチケット予約サイトだと思います。みなさんも絶対に使わないでくださいねaerobiletを、特にこの時期は、、、!


ただ、どの会社がどの飛行機をどれくらいの値段で飛ばしているかをチェックするには良いサイトだと思います。航空会社がわかったら、直接その航空会社からかうのが良いのではないか、と思います。


ま、私はクレジットカードにブロックがかかっちゃっていつも買えないんですけれどもね。。。


taromによると、このパンデミックの最中のフライトは1度チケットを予約したその日から1年間追加料金なしで変更が可能、とのことでした。


taromによってフライトの変更やキャンセルが必要になった場合は、同じ目的地に行く他の航空会社のフライトスケジュールも含めてチケットの変更が可能ですが、


tarom以外の航空会社や我々の都合によって変更が必要な場合は、taromが飛ばしている飛行機でしか変更ができないそうです。




そしてフライト当日


来るフライト予定日、サーカスのみんなとお別れを言って荷物をまとめて、面倒見ていた犬とも心を痛ませつつお別れして空港に着くと、



インターナショナルのカウンターに誰もおらず。


インフォメーションデスクにも人がおらず、、、あれ、ちょっと嫌な予感が、、、


ウロウロして結局国内線のとある会社の人に印刷したeチケットを見せると、エアフランスは今フォルタレザの空港では取り扱われていないとのこと、、、


つまり、我々のフライトは飛ばないどころかそもそもない!という事態に見舞われました。


その親切な会社の人たちは確認してくれたところ、エアフランスは10月からフォルタレザの空港では再開することと、エアフランスの電話連絡先をくれ、フリーwifiを使ってサーカスに連絡し、迎えに来てもらいました。


5月のフライトを変更して以来、エアフランスからのメールをほぼ毎日のようにチェックしていたのにフライトがキャンセルされたなんて連絡がなかった旨をサーカスのオーナーに伝え、



その日は営業時間がもう過ぎていたため翌日、エアフランスのブラジルの支店に電話してもらいました。オペレーターが英語が話せるとのことでその後は私が頭を抱えつつフライトの再予約をしました。フライトは、電話した日の翌日に決まりました。



taromのエージェンシーにもメールで急いで連絡しましたが、時差があるためなかなかスムーズにいかず、トランジットの合間合間にやりとりをすれば間に合うだろう、なんとかなるだろう、といった感じで再びフライトへの準備をしなおした、といった感じでした。


結局キシナウについてからゆっくりメールを確認したところ、エアフランスと共同でフォルタレザから飛行機を運営しているKLMから1つ目のフライトがキャンセルされたとの連絡が7月に入っており、



エアフランスから連絡がくるなら来ると思っている私はスルーしてしまっていたのでありました。それでも、自分の落ち度とは認めません。余計な出費にならないためにも、そしてエアフランスを通じて航空チケットを変更したのですから、エアフランスからも連絡が来るべきなのだ、というロジックを押し通します。



たとえエアフランスから連絡が来ていたとしても今回の場合、電話で変更したのだから電話で連絡をするべきだ、とかなんとか言って私は自分の非を認めなかったでしょうけれども。



サーカスも我々もコロナウイルスによって大打撃を受けておりますのでね、経済的に。


アエロビレットの対応の仕方については怒りが爆発しましたが、他の航空会社の人たちとのやりとりは極めて温和にしました。


だって目の前で解決しようと動いてくれている人たちにはなんの非もありませんから。


パンデミックによって予測不能な時期になり、国家間の決定に振り回され、乗客の対処に追われて航空会社は今間違いなく大打撃を受けていると思いますし、


問題やフラストレーションを抱えた顧客と毎回やりとりをしなければいけないオペレーターは、電話口で全く自分のせいではないのに、この度はこのようなことになり大変申し訳ございません、と言わなければならず、本当にヒステリックになってしまうと思います。
 





2020年9月9日水曜日

大麻は逮捕に値するのか?大麻にまつわる私個人の意見。


こんにちは、ぽんたです。


巷ではまだまだ新型コロナウイルスが猛威をふるい、総裁選も控えたりといろいろですが、


ツイッター眺めていたら大麻で伊勢谷友介さんが逮捕されたということで、、、。


先進国で大麻合法でない国は日本くらいだ、だとか、


大麻はタバコより害が少ない、だとかいろんなことを言われています。


私も20代前半くらいは、使用はしないまでもマリファナ信者、というか


肯定的に捉えてる自分かっこいい、みたいな感覚に洗脳されていましたが


日本を出て、実際にいろんな人を見て自身も経験してみて、マリファナに対する印象は変わりました。


そして、私なりに大麻についての意見をここに書いてみようと思いました。

目次



私と大麻の位置関係


私は大学卒業後、日本を出て7年くらい海外をフラフラしていような人間なのですが、


日本にいた頃から、大麻は割と身近な友人知人の間にあって、


実際に自分が使用したことがあるのは日本にいた頃、1度だけそれっぽいものを(私はそれがなんだかよくわからなかった。笑)仲間内で回した時に体験したことがあるのと、


あとは、トルコにいた時に同僚の一人がディーラーと仲良くなって入手して、誘われた時に1度だけ付き合ったのと、


(でもそのディーラーを同僚が我々のグループが住んでいるヴィッラに連れてくるようになってしまい、ご近所の目もあるしトルコでは違法であり、何よりそのディーラーのバイブスが気に入らなかったので、同僚にはここで警察沙汰になったら会社に迷惑がかかるからよそでやってくれ、と結構きつく言い、その後は誘われてないし、ディーラーのことも見てない。)


そしてアムステルダムにいた時にマリファナキャンディを試したことがあります。3回ですね。


あとは、トルコでもドイツでも使用している人が仕事関係者にいたり、友人の友人にいたりしてちょっと副流煙を嗅ぐくらいです。


ドイツでは道を歩いているとちょいちょいイグサのような匂いがして、あ!誰か吸ってる!笑

みたいな。


使用していませんが、ちょっと経験したことはあるし、割と身近にある、そんな位置関係です。



経験してみた私の身体の反応


基本的にハイになるとか、酔った感じになるとか、一切ありませんでした。ただ、トルコでやった時は、普段気にならない音がやたらと聞こえるようになってしまい


金属音とか結構怖かったです。


その日見た夢は登場人物がカートゥンネットワークに出てくるようなアニメキャラになってしまい、


それもまた怖く感じてしまい、あまり良い記憶ではありません。



そして別にいい感じになったわけでもないのに、その成分が身体から抜けるくらいで、うつ状態というか、無気力というか、それがゆえに若干喧嘩っ早くなったというか、苛立つ閾値が低くなり、だいぶ理性で抑えるのがしんどかったりしたのを覚えています。



アムステルダムでキャンディを試した時は、気持ち悪くなってしまい、チュッパチャップスサイズ半分もなめれず途中で捨てました。



ただ、味を知ることができたので十分な経験になったと思います。味は、畳をなめているようでした。


試してみた結論としては、別にハイにもならないしリラックスもしないし、気持ち悪くなるだけで私には合わない。


タバコもそういえば1、2回試しましたけど、喉が潰れるし指先の毛細血管が収縮した感覚があったのでダメでした。


私はただ音楽に乗ってジャンプしたり踊ったりしてればぶち上がれる人間なので、
あと、普段から子供みたいに素直に自分の感情を押し殺さず出すタイプなので


そういった類の嗜好品は私には必要ないのです。



常用している人のバイブス

どれくらいの量をどれくらいの頻度で使用しているかにもよるのだと思いますが、毎日何本も使用していた知人は、顔の色がくすんでいて暗くて、目が座っているというか、目がとろんとしているというか、

セラピストの知人を除いて常に使用しているような人のバイブスははっきり言って良くありませんでした。


目の焦点が合ってるのかあってないのかわからなかったり、攻撃的な雰囲気を見にまとった人もいました。


なので、仕事中に吸うのはよくないんじゃないかなぁ、、、と思いました。


ちなみにグッドバイブス常用者のトルコ人セラピストは川崎のオートバイ(ニンジャって言ってたかな、、、?)を乗り回すのが好きで、フロントウィールやバックウィールなど、公道でもクレイジーな乗り方をしていたのですが、


ある日、大型トラックに轢かれて死んでしまったとの知らせが届きました。


彼には、第2子妊娠中の奥さんもいて、しかも奥さんは外国人で異国の地で配偶者を亡くしてしまったわけで


まあ、その日彼がマリファナを使用していたかどうかなんてわかりませんが、
その日も大麻やって気持ち良くなって無茶な運転している様子が予想できて、


快楽主義が過ぎてしまうのはよくないんじゃないかなぁ、、、と思うのと同時に、


大麻に対する印象はやはり悪くなる一方。飲酒運転しているようなものなんでしょうね、きっと。


彼は私が当時の彼氏となんやかんやあって破局して憔悴していた時に、「でもね、人生は美しい。」なんて言って励ましてくれた人で


時には傷つくこともあるけどそれもまたひっくるめて人生は楽しいんだ素晴らしいんだ、みたいな価値観というか、哲学というか、


そんな人柄がにじみ出ていて、


もしかしたら彼の中にもマリファナに頼ることでしか乗り越えられない人生の憂いがあったのかもしれませんが、


それでも、私の中ではマリファナはそんな素敵な彼を奪った、という印象が残ったのでありました。


大麻合法の国に住んでいる人はマリファナのことどう思っているのか?

私が、トルコの大きなリゾートホテルでアニメーションというエンターテイメント部門で働いていた時なのですが、トルコ人の同僚は相手の観光客がオランダから来たと聞くと、


次に出てくる決まった質問は


じゃあ、マリファナ吸うの?


でした。笑。

お客さんとコミュニケーションをとるのも仕事のうちだったので、彼らはただの会話の切り口として話しているだけで悪気はないのですが、


そのオランダからの観光客たちはみなさん


吸わないわよ。怒。


みたいな反応で、合法だからといってみなさんマリファナを吸うわけではないし、マリファナに対するイメージも良いわけでもないのだなぁ、とその時思いました。


もしかしたらただそのお客さんはみんな100回同じ質問を受けていて、またこの質問?オランダ人だからってマリファナ吸うと思わないでよ、と嫌悪感を抱いていただけなのかもしれませんが、、、


結局、オランダからの観光客へのそのような質問で実際吸っていると答えた人は1人もいませんでした。


合法にしたのは、その方がブラックマーケットへの資金源にならない、というだけで、


別にマリファナを奨励しているわけではないのでしょう。


筆者の大麻が日本で合法になった時への懸念


あくまでも私自身の意見ですので悪しからず。

はっきり言って合法になろうが非合法のままであろうが、どうでもいいです。私は吸わないので。


ただ、合法にする場合、仕事中は吸わないだとか、使用量の注意だとか、そこらへんのマナーをきちんと形成していく必要はあると思います。


匂いも独特ですので、タバコの臭いは大丈夫でもマリファナはダメ、という人もいるでしょうし、


分煙化が進んでいる今、タバコとマリファナの喫煙所は一緒でいいのか、わけた方がいいのかということにもなってくると思います。


いるかわかりませんけど、タバコを吸っている人でもマリファナはいやだ、という人もいるかもしれませんし


マリファナを使用量を過ぎてやりすぎた人たちによる問題行動、みたいなものも出てくるかもしれません。


深くきまっちゃって4時間くらいソファーから娘が起き上がってこないとか、喧嘩が増えただとか、、、


マリファナはタバコに比べて依存性が少ないとか言われていますが、それすなわちマリファナは体に良い、安全だ、ということに安直に考えてはいけないと思います。



合法になった時、大麻に対して誤った認識を持ってしまわないように、


合法になるけれども、マリファナには人間にこのような影響を与える恐れがあります、という部分をきちんと人々に認識させることが大切であると思います。


マリファナやってるからかっこいい、とか、ちょっとカッコつけたがる人たちもいるので(私も以前そんな感じだったので)

本当にかっこいいホンモノは、自身が持つ脳内麻薬で天才的なセンスのある人間であり、


外的な成分に頼るようでは半人前だ、というような価値観の人が(本物の人の例:ガクト様とか、古舘伊知郎さんとかね)


増えると良いなあ、と思います。


誰かが考えたかっこいいではなくて、自分の判断で考えたかっこいいを貫く日本人であってほしいと思います。


そういう判断ができる人間が大多数を占めるまでは、合法は待った方がいいかもしれません。

おまけ

今回、伊勢谷友介さんの逮捕がきっかけで大麻について書いてみましたが、別に大麻を使用している人に対して嫌悪感を抱いているわけでもありません。


確かに明らかに吸い過ぎててちょっと嫌なバイブス醸し出している人にも出会ってきましたが


伊勢谷友介さんは、嫌われ松子の一生を観たときから、なんて独特のセクシーさがある方なんだ!と思っていて、



今回のことで私の彼に対する好感度は全く下がっておりません。


むしろ、大麻ぐらいの逮捕で彼の出演している作品を非公開にする必要はないとも思っており、


なんだ大麻くらいで、、、作品見せろよ!みたいなたくましい社会的風潮になってほしいなあ、とも思います。


だいたい大麻くらいでわざわざ逮捕って警察の方もご苦労様です。


まあこれはただの私の意見です。


ただ、やはり日本では日本での現状を踏まえた行動は取らないといけないのだなぁ、と思います。


警察沙汰はやはりそのあとが面倒ですものね。


大麻ごときで自分の人生に前科がついてしまうのはもったいないですし、迷惑を被るのは自分だけではないことも考慮すると


大麻が非合法の土地ではリスクを冒してまで手を出す価値のあるものとは思えません。



それでも手を出すのは、外国かぶれというか、自分は他の人とは違うことを誇示したいような、ちょっとしたかっこつけのようにも感じてしまい、そうなると逆にイタイというか、かっこ悪いですよね。


もしくはアウトローなことをやるのがスリルがあってそれが楽しかったりもするかもしれません。


大麻はちょうどいいアウトロー具合ですよね。


それを考えると、いっそ合法にしてしまった方が、逆に手を出さなくなる人もいるかもしれません。



私は警察沙汰になるようなことにはならないように、常に肝に銘じております。何しろ喧嘩っ早い性分で言葉が通じないと余計に手が出やすくないますので、


感情を先に行かせてはいけない、と気をつけている次第でございます。


嗜好品に対する欲もそうですよね。たかが嗜好品ごときで前科をつけるメリットはどこにもないと思います。


前科があると、滞在許可をとるのが難しくなる国があるので、自由に海外に行き来したい身としてはなおさら気をつけなければな入りません。交通違反も含めて。。。


いっときの感情で将来の自分に迷惑がかかるのは、本当にやるせないですからね。


そんなこんなで今日はこの辺で。