2020年6月11日木曜日

ヨーロッパ大陸圏の治安。ジプシーに対する注意喚起。(ヨーロッパ以外もちらほら)

こんにちは、ぽんたです。

今日のフォルタレザは雨です。本当は再開したショッピングセンターに歩いて行こうと思っていたのですが、雨のためブログを書く日にしようと思い、書いております。



今私がいるのはブラジルですが、かねてより皆様への私の実体験を元に注意喚起として書きたかったジプシーについて書いてみようと思います。


向かい側の丘がジプシーの集落。クシャダス


昨今ではblack lives matterなど人種差別についての話題が注目を集めております。そんな中、ジプシーについて注意喚起するというのは、まるで人種差別を助長するかのように思えます。


ジプシーは、ロマ、ロミ、ロムはたまた放浪者といったような様々な民族の総称だそうです。彼らは長年差別を受け地元民方虐げられてきた歴史があります。


ですが、トルコに5年住み、ドイツにもちょこちょこ訪ね、モルドバで2年弱過ごし、キエフも少し滞在したことがある私が実際見たこと、被害にあったこと、から推測するに


地元民もジプシーと称される団体から何かしら被害を被ったり、嫌な思いをしたり、困ったことがあるからこその反応なのではないか、と推測しております。


すべてのジプシーに属する人々が非社会的な行動をとるとは、申しておりません。しかしながら、日本ではなかなか見られない光景に、どう対処したらよいかわからず、被害にあってしまったり嫌な思いをする方が今後も発生するのではないか、と思い


今回このように注意喚起として記事を作ろうと思っております。なので、この記事を元に過激な思想へ走るのではなく、あくまでも旅行中に嫌な思いをしないようにお読みいただければ、と思います。




実際に私が経験したこと


ドイツはベルリンにて

ドイツでは物乞いが禁止されているらしく、でもストリートパフォーマンスはオッケーらしいです。ベルリンでのジプシーは進化しているというか、手口が巧妙になってきます。


一つは、電車の中に三人くらいのミュージシャンとして入ってきます。結構大きい音量でノリのよい音楽に旅行者の私は一人浮かれてそっちの方へ寄って行ってしまいました。しかし、現地の方々は彼らに目もくれず、冷ややかな空気が流れておりました。

それもそのはず、彼らは実際に演奏してはおらず、楽器は持っているものの、演奏しているふりをして実際はスピーカーから音楽が流れており、ニコニコしながらお金をせびるのです。収穫がないと次の駅ではさっさと降りて行きました。観光客は彼らの良いカモになると思います。



2つ目は、三人くらいの老婆たちがろう者の団体が署名活動をしている程でドネーションを強要してきます。これは本当に巧妙で人の善意につけ込んでおり、耳が聞こえないふりをしてカモ(私のような外国人)に近づいていきます。

そして、署名活動をしていると、彼女たちの持っているバインダーに挟まった用紙に名前と住所を書くように頼まれます。こちらは、善意で書き始めます。すると、名前と住所の欄の次はドネーションの蘭があります。

他の署名をした人の欄には同じ筆跡で10ユーロと書かれており、みんな10は渡していますアピールがなされています。ちょうどその欄に私がさしかかった時、ドイツ人の正義感の強い男性が道路の反対側から英語で「レディ!!彼らに金を渡すな!彼らはこの街の問題だ!!」と大声で叫びました。

そこで、私はカモられていた頃に気づき、2ユーロだけ渡して逃げました。老婆は「テン!テン!!」(10くれ10くれ!!)と言っていましたが、「ノー」って言って、立ち去りました。ドイツのジプシーはトルコよりすごい知恵が回っているなーと、思いました。だって彼らはパソコンを使って署名活動をしている旨と、表を作成し、プリントアウトしてバインダーに挟んでいたのですから。笑。



トルコにて

トルコに限らないのですが、各地にジプシーの集落があります。地元の人はまず近づきません。私はアンタリヤで一人でうろうろしていてそこの集落を通ってしまったことがありました、運良く何も起こりませんでしたが、家の様子が掘建小屋になり、かなりジロジロ見られたので変だなぁ、と思っておりましたが、後で友人に外国人は下手にうろうろすんな!と怒られました。笑。

クシャダスでは、当時の彼(サーカスアーティストで屈強な体)がどうしてもあの像の立っている小高い丘のてっぺんに登りたい、と言い、私はそこはジプシーの集落だから行きたくない、と言って止めたのですが、もう一人の友人(ズンバインストラクターこれまたムキムキな体)と一緒なら大丈夫だ、という主張のもと、行くことになりました。


案の定道中子供数人に絡まれ、ガイドしてあげるとついてこられ、ガイドしてくれたものの金をせびられました。そのうちの一人は子供の頃からものすごく性的なことに興味を持っており、脳みそが破壊されて育てられている印象を受けました。


丘のてっぺんには何かの薬物を使用していそうな男性二人が絡んでこようとしてきたのですが、二人の屈強な男を見てか、手出しはしてきませんでした。しかしながら緊張感はありました。

カフェなどでも子供が物乞いをしに来ることは珍しくありません。でもそのお金は親が搾取しその子供が教育を受けられる、空腹が満たされるということにはならないのだろうと思います。なけなしのお金でドラッグを買ってしまうこともあるので、私は物乞いにはお金をあげないようにしています。


モルドバはキシナウにて

まず、モルドバにはかなりの数のジプシーが住んでいます。地方の町にはキングがいてその町全体がもはや彼らの国です。首都キシナウでは夏場中央公園に座っていると、十分に一人は物乞いが「お恵みを。子供にパンを買うために」などとお金をせびってきてのんびりコーヒーを飲むことさえできません。


中央公園ではナンパしてくる輩もいます。逆にチョコレートもらったこともあります。そのあと子供の物乞いにあげましたが。バイオリン弾きにはわざわざあなたのために弾いていますと言われることもあり、気持ち悪い、本当に落ち着いてコーヒーを飲めません。


本当に貧困からそのようにしている人もいるのかもしれませんが、あげたお金でアルコールやドラッグを買われるよりかは、心を鬼して何も渡さないか、小さいチョコレートでも常備しておいたら良いのではないか、と思います。


夏場は、地元に元々いる物乞いのほか、イタリア語を喋る団体も流れ込んできます。彼らはわざと人をイラつかせ挑発し事を大きくさせ嘘の障害者手帳をちらつかせ脅してきます。あーこのことについての実体験は書きたくありません。笑。




とにかくレジをわざと長引かせたり何か挑発するような事をしてくる人がいても、近づかない、下手に反応しないことが無難です。私は今後一切挑発には乗らない、と心に決めました。キシナウは、本当にひどいです。レジ前で品物を片手に物乞いをするおばあさんも毎日いますし、レジで問題を起こして警備員を呼び、最終的にただでタバコをもらうような輩もいます。


善良な市民は困っています。善良な市民もちゃんといるのですが、ジプシーの割合がとても多いので、私はモルドバにはもう住みたくありません。あんなに素材は良い国なのに、残念極まりない。


ウクライナはキエフにて

これについては他の記事にて書いてありますので、こちらを参照してください。ウクライナのキエフ6日間滞在報告。実体験に基づくスリへの注意喚起。

トラブルに巻き込まれないための対策

偏見を持つのは良くないのですが、でも、日本には滅多にない光景に日本の感覚で挑んでしまうと良いカモになったり、嫌な思いをしてしまうことがあるので私は対策として以下のことを提案したいと思います。

  • 性善説ではなく、性悪説が適応される人間もいるということを理解する。(まず、話せばわかる、ということが通用しない人間もいるということを理解しましょう。根本的に脳の機能の仕方が違う人間もいるようなのですこの地球には。)

  • 自分の罪悪感に負けない。(物乞いにお金を渡さない。彼らにはボスがいて、渡したお金は目の前にいる人を救うことにはならないことが多い。そのお金でアルコールやドラッグを買っていることもしばしば。もしも何かしたいなら、りんごやチョコレートなど、彼らがその場で食べられるものを渡す。)

  • 挑発に乗らない。(挑発に乗れば、相手の思うツボです。戦争もそうやって起こってしまうのだと思います。問題に自分から巻き込まれていかない。)

  • 危ないところには近づかない。(おかしい人がいるな、と思ったらまず近づかない。)

  • ある程度の警戒心を常に持つ。(人を信用しない。貴重品の管理。)


最後に

こんな感じでしょうか。最後に、私はジプシー=悪と言っているのではなく、これまで私が嫌な思いを被ってきたことの大半はそのように呼ばれる人たちが絡んでいますよ、ということで、注意してください、ということです。彼らを迫害することに賛成しているわけでは決してなく、それでも彼らにもより良い方法で教育が行き届いて欲しい、道徳心が身につくような文化になって欲しいなあ、と願っている次第でございます。




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