先週はキエフにいました。
勝手にトレーニング合宿をしていたわけなのですが、今回はその滞在初日にあったスリ未遂について詳しく説明したいと思います。
キエフはウクライナの首都なのですが、メトロも走っており、建築物も厳かなデザインのものばかりでとても美しい街です。
人々も親切でロシア語話者が多い印象を受けました。(美術館勤務のおばちゃんたちはウクライナ語が中心のようでした。)
英語が達者な人も結構いる印象でした。
メインロードには横断歩道よりも地下通路で向こう側に渡ることが多く、階段がたくさんあり、あまりバリアフリーな感じではありませんが、良い運動にはなります。
そしてその地下通路はショッピングセンターのようになっている場合が多く、東京を彷彿させます。
そのような地下通路兼商業施設の場合、全ての出入り口にドアがついています。
メトロのドアも特徴的なのですが、この地下通路のドアは手押しのもので、入り口を通る際は1つのドアに1人ずつ通る感じになります。
今回スリ未遂にあったのはこのようなドアのある地下通路の出入り口でした。
場所は、Bessarabsky Marketの近くにある、Bessarabskyなんとかという地下通路の出入り口なのですが、(地上にはDolce & Gabbanaがあります。)
そこへ私はBaseina Streetの向かいから地下通路に入り、そのDolce & Gabbanaの前の出口に抜ける時、
ドアを開ける瞬間に私と同時にそのドアに入ってくる人がいました。ドンっと何かが当たったので私は急いでる人だと思ってさほど気にしませんでした。今思えばまさにスリの手口なのですが、、、
でも、幸か不幸か携帯が私のポケットから落ちたので(私は携帯を落とす自信があるのであらかじめ落としても壊れないカバーを装着しているので無事。)その音に振り返ると中学生くらいの女の子3人くらいが私の後ろに続いていました。
その中の1人が携帯を拾ってくれたので「ありがとう」と言って笑顔で受け取り(なぜかその女の子の緊迫した表情が気になったものの)、ポケットを探ると私の小銭入れがなかったので、
携帯と一緒に落としたのだと思いその場を確認していると、
これもあなたのだよ、と少し先を行ったその女の子たちのうちの別の1人が不自然な笑顔で返しに来たのでした。
中身は100円にも満たない小銭だったのでそのまま取られてもそんなに大きな被害にはならなかったのですが(だから返してきたのかもしれない)、その時初めて、あ!すられたのか今!となったのです。
彼女たちのいでたちは、赤、黄色などのカラフルな上着で全くもって今時の女の子たちといった印象で、
背丈は155センチほどだったので中学生が遊び歩いてるのかと思ったのですが、
後日、同じ時間帯に同じ場所で彼女たちを見かけたので観察してみると、
うーん、目がくりくりしてて、ロマ(ジプシー)っぽい。。。小さいだけで、割と大人かなぁ。。。
彼女たちとも目があい、お互い覚えてる空気が流れたのですが、
同じ場所を行ったり来たりしてカモを探しているようでした。
夕方、仕事終わりくらいの時間に彼女たちは活動しているようで
ドアという狭い空間に、一緒に入ってきてドンと接触し、その隙にポケットから取るみたいです。
まあ、私がポケットにわかりやすく入れてたのがいけなかったのですが、それにしてもモルドバではドラッグ漬けの隣人に洗濯物を盗まれることはありましたが、ポケットからすられることはなかったので
あ、気をつけなくてはなあ、と思い知らされるのと同時に、モルドバって治安悪くないなあと、しみじみしたのでした。
数日後、新たに女性ドミトリーに現れた女性は、フィットネスジムでハンドバッグをまるごと盗まれており
気の毒に思うのと同時に、私も学生時代大学のダンス部の大会で地方へ行った時更衣室で財布から2万ほど盗まれたことや、母親がスーパーのカートにハンドバッグ置き忘れて戻った頃にはもう遅かったことを思い出しました。
最終的に我々被害者側の不注意なのですが、人間は魔が差したらやってしまう生き物なのでしょうか、隣人でさえも隙を見せてはいけないのです。
そしてさらに思い出したのは、トルコで一緒に仕事した仲間でさえも、チャンスがあったらお金をくすねるウクライナ人が2人ほどいました。
誰も信用してはいけない、と同時に、仲間に魔を差させるような状況は作ってはいけないなあ、と改めて思ったウクライナの滞在なのでした。(もちろんそれだけではありませんが)
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