2019年11月18日月曜日

姑と夫の実家で同居していたときの私の闇日記5〜あんず〜

実は私はdorcoというアカウント名でnoteをやっていて、だいぶ前から更新がストップしてしまっていました。


その時は姑も夫の姉の甥も一緒に夫の実家で暮らしていた時に溜まっていた鬱憤を発散させるために日記なるものを投稿しておりました。


引越しして夫と二人暮らしになってからは日記を書く鬱憤エネルギーがなくなったというかネタがなくなったというか、、、この度ブログを始めるにあたり、投稿する場所を一つにまとめようと思い、その時の投稿をこちらに引っ越すことにしました。


結構闇が見え隠れしてしまっているかもしれませんが、もしかしたらこの時の私のように嫁姑関係に悩んでいる人もいるかもしれないと思い、少しでも何か励みになればとも思い、その時の投稿をそのまま引っ越すことに致しました。



以下、日記その5です。過去の投稿はこちらから→その1 その2 その3 その4
 
キシナウやたらとある緑の多い公園の一つ



今日もまた、新たな事実が発覚した。あの、金をせびってくる夫の姉が、胸に入れたシリコンが炎症を起こして先日手術したあの夫の姉が、姑のフィアンセであるアメリカ在住のロシア人に電話して、1000ユーロ送ってくれないか頼んでいたらしいのだ。


当たり前だが彼にとってはとてもショッキングで、それでおそらく姑との連絡を2週間ほど絶っていたのかもしれない。電話番号も姑の携帯を勝手に触って入手したらしく、そのフィアンセは、先日車を買ったばかりでお金がないとうまくかわしており被害にはあっていなかったが、私はただただ引くばかりだった。


 夫は珍しく本を読んでいる。と言うか本を手にしている姿を見るのはこれが初めてだ。本を手にしているその手は震えているが、割と長い時間集中して本を読んでいる。


何の本かというと、自動車教習所の教科書だ。自分は勉強ができないというコンプレックスがあるためか、クリスマスまでに確実に試験に合格しなければならないと言うプレッシャーからか、あるいは単に交通ルールに興味を持ったのか、何だか真剣な眼差しでもうかれこれ小一時間は教科書を読み込んでいる。


 夫は、多動性と、衝動性が強い。集中力も散漫としていて、人の話を最後まで聞くことは稀である。隣で自分の好きな自転車の話を延々としていると思ったら、次の瞬間には木の上にいてプルーンをもぎ取っているような男だ。


仕事に対する責任感は強く、働くときは本当によく働く。自転車トライアルという競技を生業としており、その練習のために一旦外へ出れば日没まで帰ってこない。(ちなみに夏場の日没は夜9時すぎ。)

つまり一旦のめりこむスイッチが入ると今度はなかなか抜け出せない。近年はトルコやドイツなどでショーの契約をとって働いていたが、今はクリスマスまで契約がない。難ありな家族のため多くの金が支出され、今は一文無しだ。


近年ルーマニア政府によるモルドバ国民へのルーマニアパスポートの供給速度が上がったため、優秀な人材がヨーロッパ圏内へ流出し、働き手が少ない。そのためか長時間労働が強いられ、パートタイムジョブなんかない。午後5時には自動車教習所にいなければいけないため、すんなりと仕事が見つからない。


彼にもルーアニアのパスポートがあるが、自動車教習所が今後の契約のためにもやはり今の要であるためモルドバ国内にいなければならないのだ。
 

ちなみにモルドバはEUには加盟していない。おじいちゃんやおばあちゃん、家系に誰かルーマニア国籍の人がいればルーマニア政府はモルドバ国民にパスポートを供給している。


まあ、以前はソ連であったりルーマニアであったりオスマン帝国であったりしたような土地なので、家系図に誰かしらいるのであるルーマニア人が。


なぜルーマニア政府がそんなことをしているのかはよくわからないが、どうやらルーマニアの大統領を支持しているのが結局パスポートをあげたモルドバ人のようなのだ。そんなこんなで若き優秀なモルドバ人はルーマニアパスポートをひっさげて、ドイツやイギリスなど賃金の高い場所へ働きに出て行ってしまうのである。


 さっきまで教科書を読んでいたと思ったら夫はもう屋根に登り、杏を袋いっぱいもぎ取ってきた。私はそろそろ夕飯の買い出しにいかなくてはならないのだが、生理痛でなかなか腰が上がらない。


世の働く女性は毎月やってくるこの平滑筋の痛みをどう対処しているのだろうか。長袖長ズボンを着て少し痛みがましになったが、痛み止めが効いている気はしない。


 先日かじった杏は太っちょいもむし君のお部屋だったため、私は少し杏がトラウマだがやはり美味しそうだ。真っ二つに割いてから、頬張る。甘くてほんのり酸っぱい。この瞬間に毎回日本にはまだ帰らないでおこうと思うのである。


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