2019年10月31日木曜日

<モルドバ国際結婚>婚姻届をキシナウで提出してみた

<モルドバ国際結婚>婚姻届をキシナウで提出してみた


 
こんにちは、ぽんたです。
私の夫はモルドバ出身なのですが、今日は我々夫婦が奮闘しました婚姻届の提出について記録したいと思います。2019年3月〜6月の出来事なので、参考程度に読んでいただき、最新の情報はご自身の住んでいる地域の役所でご確認ください。
 


この記事の流れ


チオカーナの歩道と秋晴れ



私は、夫の住所のある地域の区役所のようなオフィスで婚姻手続きをしました。現地人カップルも同じところで手続きしていました。


 その役所に手続きをする際に必要な書類を聞きに行ったところ、私が用意すべき書類のリストをくれました。


1.certificat de naştere 出生証明書
2.certificat de stare civila 独身であることの証明書
3.certificat privind lipsa impedimentelor...以下省略 結婚について何も障壁がないことの証明書
4.certificat de divort sau hotarirea...以下省略 離婚したこのある人が必要な証明書
5.copia paşaportului パスポートのコピー


 
そしてリストの下に注意書きがあり、

すべての証明書にはアポスティーユが必要で、その後、ルーマニア語に翻訳しNotar(法律的に正式な文書を作成してくれるオフィス。街のいたるところにある。)でその書類を法的なものにすること。
と書いてありました。


 私は今回初婚なので、4の離婚歴について証明する書類は必要なく、1、2、3と5が必要となりました。

 

 詳しく説明していきます。



2と3の独身であることの証明書及び結婚について何も障壁がないことの証明書

これらの証明書は、キシナウ市にある日本大使館で出生証明書を元に作成してもらえます。出来上がりは2と3が一つになった結婚要件具備証明書をルーマニア語で作成してくれます。そしてそこにはすでにアポスティーユがある、ということですが、大使館で発行した書類、つまり外務省が作成した書類なので、アポスティーユに並ぶ効力が既に備わっているという感じのようです。有料です。


 アポスティーユなんて聞いたことがなかったのですが、この文書は日本の外務省が認めているオフィシャルなものですよ、ということを証明するもののようです。



 2と3は現地で作成できるということがわかりました。では、アポスティーユつきの1出生証明書はどのように準備するのでしょう。



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1のアポスティーユ付きの出生証明書及びそのルーマニア語翻訳



 私は、日本にちょうど帰るタイミングがあったので、出生証明書を日本で自分で発行してきました。現地での手続きの後に日本大使館に報告するときにも必要になるのと、夫がルーマニアのパスポートも持っているので、ルーマニアの領事部にも提出できるように確か4部くらい発行したと思います。


そのうち私は1通分にアポスティーユをしました。もしあなたのパートナーが2つ国籍を持っていてもう一つの方でも手続きが必要ならば2通分アポスティーユをすることをお勧めします。私は、大使館の方の協力のおかげでなんとか1通分のアポスティーユでやりくりできましたが、2通あるべきであったなあ、と感じています。


 さて、アポスティーユの取り方ですが、詳しくはこちらの投稿に書きました↓
アポスティーユの取得の仕方

 もし、日本に帰る予定が今の所ないよ、という方は、ご家族の方に協力してもらって出生証明書、及びそれにアポスティーユをつけてもらって現地まで郵送してもらう、という方法があると思います。委任状が必要になるかもしれませんので、日本大使館の人に聞いてみるなりチェックしてくださいね。





 つまるところ、アポスティーユつきの出世証明書さえ持っていれば、日本大使館に行き、出生証明書のルーマニア語翻訳と、2と3の証明書をまとめたルーマニア語での結婚要件具備証明書を作ってもらえるわけです。






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 4の離婚歴がある人が必要な書類については残念ながら私はわからないのですが、大使館の人に質問すれば答えてくれると思います。



 そして、パスポートの個人情報の部分と一応モルドバの入出国スタンプのページもコピーして、いざ、夫と一緒に婚姻手続きへ!!


いざ、申請場所へ!!


夫の住所を管轄する区役所のようなところへ申請しに行きました。現地の人も婚姻手続きするところなので、住所に応じてどこへ申請しに行くかご自身でご確認ください。




 順番を待って、窓口で婚姻手続きにきたことを告げると、じゃあこれに記入して、と婚姻届を渡されます。婚姻届に記入します。夫も何せ初めてなのでわからないことだらけですが、担当の方もそんなのには慣れっこなので、とりあえず我々に書かせて添削して、はい、じゃあここ直してもう一回書いて来て、という感じでした。



 夫は確か個人カードと出生証明書だけ持って行ったんだったかな(あやふやな記憶)




 すべての書類が受理されたら、税金を払います。システムがなんじゃそりゃ、という感じなのですが、即日、3日、5日、1週間、2週間、1ヶ月、などと婚姻証明書を発行する期間に応じて払う値段が違います。即日婚姻証明書を発行して欲しい時は高く、1ヶ月待てますよ、と言う場合は割安です。マフィアみたいなシステムですよね。




 税金は役所の中の銀行で払います。身分証明書が必要です。払ったら領収書を担当の人のデスクに再び戻り渡して、何月何日何時に婚姻証明書を取りに来てください、と言われます。


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婚姻証明書を受け取りに行く日!


 その日が来たら、婚姻証明書を取りに行きます。無事取得できたら、その婚姻証明書を持って日本大使館に行き、結婚したことを報告し、今度は日本の婚姻届に記入して提出して一件落着です。



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ーーーーおまけーーーーーーーーーーーーーーー


 月日は流れ、ただいまルーマニア領事部でルーマニア人の夫とも(同一人物ですよ!2重国籍の夫です。)結婚したことにしようと奮闘中なのですが、(モルドバでは彼は結婚したことになっているけど、ルーマニアのシステムの中では彼はまだ独身なので。)


そこでわかったことが、モルドバで出来上がった婚姻証明書に不備がある!ということです。



私の生まれた市、生まれた当時の名称と、今の名称が違うんですね。で、しかも今の市の名前、アルファベット表記にしちゃうと県名と同じなんです。



ええともう言ってしまうと、埼玉県の旧浦和市出身なんですね。今は、さいたま市になりました。で、生まれた時の市の名称を書くことがルーマニア領事部ではポイントのようで。



私、URAWA浦和市、SAITAMA埼玉県って申請したんですけど、婚姻証明書に記載されたのはSAITAMAのみだったんですね。で、私、今はさいたま市なので、そこ別に「あれ。浦和って書いてない」とか引っかからずにスルーだったんです、県名だし、今さいたま市だし。。。


ちなみそこの欄のルーマニア語を直訳すると「出生場所」なんですね。市とか県とか指定されてないんですよ。まあルーマニア人からしたら「出生場所」イコール「市」なのかもしれませんけど、そんなの知ったこっちゃないっていうか。



 まあ、そんなこんなで最近はまたこの役所に出向いて直してくれ、浦和って入れてくれって説明して明日その新しい婚姻証明書を取りにいくのです。今度こそルーマニア領事部が受理してくれるといいけど、、、。それについてうまくいったらまた後日まとめたいと思います。





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総括
モルドバで婚姻手続きをする際は、滞在可能期間に気をつけながら早めに行動したほうが良いですね。ちなみに婚姻証明書を使って滞在手続きをする予定の方は、もうこの時点で大使館に犯罪経歴証明書(警察証明書)の申請手続きをすることをお勧めします。1ヶ月半から2ヶ月はかかるので!そして滞在可能期間より30日前に滞在許可は申請しなければなりません。まあ、過ぎても一律額の罰金を移民局の同じビルにあるところで払えば何も問題はないのですが。トルコは超過日数と国籍によって罰金額が違ったのですが、モルドバは一律って感じでした。



  ともあれこの投稿がどなたかの参考になれば幸いです。Noroc!(ルーマニア語で「幸運を!」)


婚姻証明書を元にモルドバへ滞在許可証を申請する場合はこちらの投稿もご覧ください!⇩

モルドバ書類申請まとめへ戻る⇦

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